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東のエデン

 見ました。
 ずっと見よう見ようと思っていて、でもどうせ神なんだろ? 覚悟して臨まないとだよな、って思っていたら、もうテレビアニメ開始から丸2年経っていました。
 なんてこった。
 でまあとりあえず、見たわけです。
 案の定、でした。
 さすが。神山監督。
 しかも微妙に攻殻機動隊S.A.Cと繋がっているんですね。
 飛行機事故で助かった二名の少年少女、と言われて、これはなんの伏線かな?と思っていたら、まさかの少佐とクゼでございますか。
 というか攻殻機動隊の時代って、実は割と近かったんですね。
 あと数十年もすれば、義体技術とか多脚戦車とか、電脳とか、普及するんでしょうか。
 いや、ちょっと考えられないですね。

 まあとにかく、東のエデン、最高でした。

 なにより、なんだかんだで、老人世代との確執を感じていた僕ですが、なんとなく、東のエデンを見て、ちょっとそれが取りはらわれたように感じます。
 劇場版二作目の後半で、サイゾウが言う、わしらもあの頃は新人だった、って言う言葉に、すげーやられました。

 そりゃそうだ。
 僕たちは漠然と、いまの日本を作った今の老人たちを、別の生き物かなにかのように思っていた。
 というよりも、昔からずっと、いまのように経験を積んだ歴戦の猛者なのだと、無意識にそう思っていた。
 でも、そりゃ違いますよね。
 がむしゃら、ってのは、確かにそうだ。
 とにかくそのとき、正しいと思えることに突っ走る、人間にできるのは、実際その程度なもので、そしてその結果成長を遂げられた日本をして、それでもあれは過ちだったなんて言われるなんて、そりゃたまったもんじゃないな、と。
 実際、価値観だって、大きく変動したんですよね。
 まさに喰うため生き延びるため働く時代と、満足を得るために働く時代。そりゃ、老人と若者の間の価値観に、決定的な確執を生みますよ。

 今までは、老人と相対するとき、僕は老人にその価値観を押しつけられている、と感じていました。
 でも、本当は、押しつけられているのは、僕だけじゃない、僕らが一団となって、時代となって、老人たちにそれを押しつけているんだ、って。
 結局、どちらがどちら、というのでもない。
 どちらもどちら。ってことですよね。

 僕自身は、かなり不安定な生活を送っているので、老後なんていう悠長なものは期待していません。
 今信じているやり方で、うまくいかなかったら、それはそのとき、自然淘汰のなかで死んでいくしかない、と思っています。
 自己責任、ってやつです。もちろん、親が生きている間に淘汰されるようなことになるつもりもないですけどね。

 まあ、だから、正直、老人なんて興味が無かった。
 老人として生きる人々に、重きを置いていなかった。
 でも、東のエデンを見てその価値観が変わりましたよ。


 さて。
 まさに中学生か高校生の読書感想文みたいな内容になってしまいましたね。
 小説を書こうとも思うのですが、ちょっとそれとは別に厄介なことがふりかかってきてしまったので、それについて整理しなくてはです。


 ああ。あと、そうだ。
 備忘録として。付け加えますね。
 前進し続けることって、途中でなにか大事なものを忘れてきてしまったことに気がついても、それを取りに戻れないことを言うんですよね。
 漠然と、前進し続けること、ってとても素晴らしいモノのように思っていたのですが、そんなことはなかった。
 取りに戻れるなら、やっぱり戻った方がいいんですよ。
 そんな時には、後退だって、必要なんですよ。
 例えば過去に置き忘れた夢だって、取りに戻って良いんですよ。
 っていうことを、昨日東のエデン見た後に考え事をしていて、思いました。

 あと、僕が政治が嫌いなのは、恥ずかしいけど、考えれば考えるほど政治の上では人間が社会というシステムを運営する上でのツールでしかないんだという観念に縛られるようで、それが僕の大好きな生き物の神秘性、ロマンチズムを破壊するようだから、考えたくないんだと。


 こんなところですかね。
 では、この辺で。
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え?一月終わるの?

 マジですか。
 明日で一月終わりですか。
 昨日初詣に行ったばかりですよ?
 いや昨日は厄除けか。
 じゃあ一昨日だ。
 一昨日初詣に行ったんだ。そう。元旦は一昨日だったはず・・・・・・。

 しかしじゃあなぜカレンダーの日付は、今日を一月三十日と示すのか。
 甚だ疑問であります。
 え?
 おかしいでしょ?
 だって。
 これ絶対時間跳躍してるよ。
 タイムリープ。
 というかきっとね、時空が縮んだんじゃないかな。
 つまり、一月二日から、一月二十九日までの時間がこうぎゅーっと濃縮されている場所があって、僕は運悪くその上を歩いちゃったんだな。
 だからきっと、カレンダーが急に一月三十日なんて常軌を逸した日付を表示しているんだ。
 そうだ。
 そうに、違いない・・・・・・。


 話は変わりますが、最近、というか今日、ふつふつと執筆欲求が湧いてきて、それに駆られていますよ。
 やばいです。
 書きたいです。
 ちょー書きたいです。
 書くネタもあります。
 というかネタなんて別に僕の場合商売でやってるわけじゃないんで、なんだっていいんですよ。
 では、書くか?
 いいえ、あと一日置きます。せめて。
 書きたい。けど書いちゃだめ。
 そうやって抑圧すると、この書きたい欲求は良い感じに冷えてきて、かつ膨張するのですね。
 だから、今はぎゅうぎゅうに押し込めておきます。

 途中だったやつを続けるか。
 それとも、新しいのを書くか、ちょっとそこは悩みますね。
 どうしようか。
 割と途中で投げ出すことも多いので、いいだけ設定やら構成やら膨らませておいて、それで満足して放って置いちゃうこと多いんですよね。
 今回もそうなるかもです。
 というかなるかな。きっと。

 ああ、でもせっかく書いたおっさん視点。あれ、ちゃんと書き切りたいなぁ。
 まあ気が向いたらですね。
 気が向かないと、またスランプになっちゃいますから。

 はあ。
 そう考えると、もっと事務的に執筆が出来るようになりたいですね。
 気持ちが乗っていなくても、技術と経験だけで書けて、それでもそこそこ面白い、いやせめて読める程度には。
 きっといつかそうなれるんじゃないかな、と期待してもいるんですが、現状の自分の作品を見返してみると、どうもその期待は勘違いのようにも思われてきますね。

 とにかく今は、短い習作をいくつもいくつも、書いて書いて書いて、話を作り上げる、っていう経験を積んで、文章を構築していく技術を身に着けていきたいです。


 今日はこんな感じで終わりにしましょう。
 この辺で。

勘違いと過ち

 はい。
 昨日の記事で、僕は坊さんに関して色々と言いましたね。
 言ったのです。
 文脈としては、つまり、今日(昨日の明日)厄除けを行くにあたって死ぬほどイヤだということ。
 厄などというものは信じていないからまったく無駄なように思われてならないこと。
 だけど、坊さんは好きだ。愛してる。

 はい。
 ここ。
 坊さんじゃないですね。
 厄除けするのは。
 神職の方ですね。
 手杖ではなく、大麻(おおぬさ)という名の神具使いでしたね。

 すいません。坊さんまったく関係ございませんでした。
 厄除けのために神主さんがいらしたとき、僕は恥も知らず、「坊主頭じゃねぇ・・・なんでだ・・・?」なんて思ってしまい、結局あの人が坊主ではなく神職だと気がついたのは、家に帰ってからでした。

 だから僕はずっと、祝詞を読まれている間、「この坊主はいったい普段どんな生活しているんだ・・・? 恰幅は良いうえ、幾度となく深く息を吸っては肩を上下させ、目は頻りに行ったり来たりしている。・・・・・・修行が足らんぞ坊主・・・」
 などとですね。
 まったく不敬極まりない想像に思考を巡らせていたわけでして、榊の枝を渡されて「では、お祈りしてください」と言われたときも、「え、え、お祈り・・・? そんなの聞いてないぜ・・・なにをお祈りすればいいんだ・・・・・・? う・・・、だめだ。思いつかん。元々祈りなんて、虫歯になったときお願いです神様この痛みを取り除いて、ってくらいしかしたことないぞ。まずいまずい、とにかくお祈りだ。お祈りします。神様。お祈りします。神様」
 と、迷える魂を榊の枝に込めてしまったわけですね。
 祈り、って、これも家に帰ってから気がついたのですが、僕、厄除け祈願に行っていたんですよね。お祈りの内容って、それ以外にないじゃないですか。僕というやつは、もう厄除けなんかそっちのけで、神主のプロファイリングと、拝殿の中の様子を記憶に焼き付けることしか頭になくって、これじゃあもう厄なんて除けられませんね実際。


 というわけで、厄除けに行って参ったのですよ。
 正座させられんのかな。とか思っていたわけですが、普通に椅子に座って、野太い祝詞を読み上げる神主の声を聞いて、時々頭を垂れて、お祈りして、御神酒を口にして、終わりでした。
 おみくじも一応引いたのですが、中吉でした。おお! 割といい!
 内容は、要約すると、心を静め、行い、口を慎みて吉、って感じでした。
 僕はもう、口は災いの元を身を以て体現しているような人間でして、幾度となく余計なことを言って面倒ごとを起こしているわけで、このような訓辞はまさに痛み入る次第ですね。


 さて、ですね、昨日の坊さんが伏線になって良い感じに今日のブログのネタが出来たので、今日は短いけどこんな感じでいいかな。
 では、この辺で。

厄除け

 明日行ってきます。
 今年は厄年だそうで、無理矢理連行される予定です。

 僕自身は全然、厄除け、とかそういうの信じてないのですが、どうにも、これは周りの問題だから、と押し切られてしまい、近所の神社に連れて行かれます。

 まあ厄除けっていうのは、厄を信じている人には実際必要なものなのだと思います。
 厄の年も、厄でない年も、災いと呼べるものはありますし、逆に厄の年に思いがけない幸運に見舞われることもあります。
 でも、厄を信じている人が、厄の年になにか嫌なことがあったら、ああ厄除けをしなかったからだ、とか、ああもう今年はだめなんだおとなしくしていなければならない、と無駄に気を揉むことになるのだと思うので、やっぱりそういう人には厄除けが必要なんだって、そういう意味です。

 僕は繰り返しますが、全然厄というものを信じていません。
 神様という存在は、いるかな? いたら面白いな? って程度で信じてますけど、(スピリチュアルな意味の)厄はマジで信じてません。
 実際にあるとしても、それは無視できるレベルの誤差だと思ってます。


 厄というのが年齢に応じるなら、たぶんそれって外界の要因でなくて、内部、つまり身体的な要因ですよね。
 生理学的な。
 ならばむしろ医者のところへ言って診断を受けた方が、まだ厄除けよりかは実際的だと思います。まあどちらも意味ないですけど。


 何度も言いますが、僕は厄を信じてません。
 なぜこんなにも繰り返すかと言えば、つまり、僕は厄除けに行きたくなさ過ぎて死にそうだということです。

 どうしてただこの年齢に達したからといって、僧侶のところへ行き高いお金を払ってまで、呪い人形のようにお祓いをされなければならないのか。
 甚だ遺憾であり、朕茲ニ戦ヲ宣スって気持ちですよ。

 まあこれも一つの経験として、行くことにしますが。


 一応断っておきますと、僕は僧侶、坊さんをディスっている訳じゃないですよ?
 むしろ僕は坊さん大好き、らぶしてます。
 というか坊さんはぶさいくでもかっこよく見えるから、好き。
 あの衣装と、思い切りの良い坊主頭がナイス。
 さらに言っておくと、太っている坊さんを、僕は僧侶とは認めません。
 当然ですよ。
 ちゃんと修行してくれ、って気持ちになりますもん。
 でもでも、太っている坊さんは坊さんで、大好き、らぶしてます。
 というのも、生臭坊主はそれはそれで、時代の風情があってよろしい、と思うわけですね。


 生臭坊主が金に物言わせて女を囲って放埒の限りを尽くしていると、それだけで一本官能小説が出来上がりますね。

 なんだかんだで、坊さんのあの衣装、袈裟がかっこいいというわけですね。


 そういえば、今年行った初詣で見かけた坊さんは、みんなガタイがよかったのですが、あれってやっぱり鍛えているんですかね?
 魑魅魍魎の類と、日々人知れず戦っているんですかね?
 実はあの袈裟の下には、白刃が隠れているだなんて、そんなことありません?
 ありませんか。
 そうですか。
 そうですよね。
 やっぱり坊さんの武器は手杖ですよね。


 さて、今日はこれでいいかな。
 この辺で。

毎日更新し続けること

 これは全くの自己満足です。
 そもそも友人が毎日ブログを更新しているのを見て、羨ましくって始めたことですからね。
 で、僕は一ヶ月そこそこで一度一週間ほど、ほっぽりだしたわけですが、やっぱり毎日更新するって言うのは難しいことですね。

 毎日変わったことが起きたのは小学生まで。
 それからは、まあ大体同じような日常が、ちょっとだけ服装を変えてやってくるだけですね。

 なにが言いたいかというと、つまり、書くネタがないよ、っていうことを言いたいわけです。

 じゃあ更新するのやめちゃえば? なんて囁きがどこからか聞こえるのですが、それはもう一言で一蹴、ネタがなくて更新できないなんて悔しいだろ? ってことです。一言じゃないか。

 書いている内にネタ思い浮かばないかなぁ、と思って書き始めたのですが、いよいよもってネタがない。
 ネタがないことをネタにできるのは多分、数十日に一回くらいですね。
 つまり、また明日からはネタがない以外のネタを探して書かなければならない、と・・・。


 さて、ちょっと思いつきました。
 ポイントは、惰性を脱しろ!ということですね。
 つまり今まで触れたことのないようなタイプのネタ・・・。


 つまり、酒のこと!!

 僕も大人なので、当然のことながら酒の一杯や二杯や飲んだことがあります。
 どちらかというと、最近はあまり飲まないのですが、二十歳を超えてすぐくらいの頃は結構飲んでましたね。

 好きなお酒は、日本酒です。
 以前はむしろ、日本酒しか飲めませんでした。
 あまり種類を知っているわけではないのですが、好きなのは獺祭みたいな甘い日本酒です。
 割と辛口も好きなのですが、辛口は僕の中で当たり外れが大きいので、ちゃんとしたお店じゃないと飲みたくないです。

 日本酒以外にはワインとかスミノフとか、ライチリキュールとかラムをジュースで割ったりとかして飲んでます。

 でもでも、最近は、飲むと必ず二日酔いになっちゃって、明け方トイレとベッドを幾度となく往復してぐったりしてしまうので、飲んでいません。
 それに、脳細胞を破壊する、っていうやつ、あれが本当だって言うのを実体験をもって知らしめられたので、飲むのを極力控えているのが昨今です。

 本当に!
 お酒を飲むと!
 言葉が思い浮かばないこと、この上ない!!
 お酒を飲んで飲んで飲みまくった日々があったのですが、その時は本当に書き物がまったくできなくなってしまって、言葉が出かかって出ないような状態がずっと続いて、ああ、マジで脳細胞が死んじゃって、記憶の強度が低下してるんだな、っていうことが実感せられたんですね。

 だから、物書きさんとか、勉強中の人たちは、お酒飲まない方がよいですよ。
 ちょっとだけ、くらくらっとするくらいならたまにはストレス解消として飲んでもいいかもしれませんが、でも覚えておいてください、お酒はまじに飲み過ぎると脳細胞を破壊します。


 で、ですね、なんでお酒の話が思い浮かんだかというと、実は近々友達と飲み会があるんですね。
 ネクラで人嫌いな僕でも、たまには友達と飲むわけですね。

 悩んでいるのですよ。
 その時にお酒を飲むか、どうか、ってことを。

 ええ、普通は、そんな空気の読めないことをするなんて、言語道断だとは思うのですよ。
 しかしですね、いやまったく、ただでさえ文章力もなくて発想力も低くて、面白みのない人間性の僕が、さらにそれを貶めるがごとく、酒を口にするとは、はて如何なものか。
 こんなにね、文才にも基本スペックにも乏しい僕ですが、一番大切なのは話を作ること、なのですよ。
 いま現在の状況を鑑みても、ちょっとお酒を飲むなんて、そんなこと、許されるのか?ってね。思うわけです。

 まあ、ちょっと、ですね。
 ちょっと口にしましょう。
 未成年が儀礼的に御神酒を口にしなければならないように、少しばかり唇を湿らすがごとく、飲みましょう。
 それからは、シラフでみんなの飲みに付き合おうではないでしょうか。
 それでもきっと楽しいような、打ち解けた仲なので、これで、これでいける・・・はず!!


 と、今日もまた至極どうでもいいお話になってしまいました。
 ちょっとだけ、今日は文章もノって楽しかったです。

 では、この辺で。

そらをみにいく。

 ご存じですか、このキャッチコピー。
 知っている人は少ないですよね。きっと。

 BREATH OF FIRE Ⅴのキャッチコピーです。
 シリーズ通して好きなのですが、正直これを初めてやった当時、中学生のころでしたが、Ⅴはあんまり好きじゃなかったです。
 なにせシステムとか世界観が大幅に変わっていて、シリーズとしてみたときには、なんだこりゃ、って感じだったんですね。
 しかも以上に難易度が高いし。

 でもですね、一番心に残ったのはこれです。
 3の、子供編、大人編とあって、ジーンを集めて暴走カイザーで遊んだり、ラストの選択肢とか、たくさん思い出深い部分もあります。
 4も4で、あの多くの人にトラウマを植え付けたラスダンに、やるせないエンディング。それに、あの泥の海に隔てられた二つの大陸、そのそれぞれを旅する二人で一人の主人公。これがたまらないですね。
 2は、犬のボッシュがめちゃくちゃ印象的でした。あとシャーマンに合体みたいのさせるんですよね。ラスダンにおける、竜族の惨めな生き様がなんだか切なかったです。
 1はもう、もちろんこれが原点ですからね。いまやると戦闘が滅茶苦茶退屈で死にそうになりますが、当時小学生だった頃は普通にこなしてましたね。狩りとか仲間との合体とか、紐付き財布とか、ストーリー後半で戦闘BGMが変わるのとか、いまでも思い出すとにやっとしちゃいます。

 で、シリーズ通して、なんだかんだで、主人公のリュウが世界を旅して、少しずつ竜族としての力を目覚めさせていき、朽ちかけの世界をどうにか生き抜き救おうとするっていうような、そんな話だったんですね。
 それが5になってがらり。
 旅は広大な地上から、地下の狭苦しい陰鬱な世界へ。
 主人公は女の子を救うため、地上の空を目指す。

 仲間は三人に限定され、合体やバリエーションのある竜変身もなくなり、HP回復は道具のみで宿もなく、セーブ回数は限られ、Dカウンターという実質上のクリアまでの時間制限つき、敵はシンボルエンカウント、そして、釣りもなくなった...。
 辛うじて共同体のシステムが残され、そしてそこにはシリーズになかった、裏ダンジョンが存在。そしてこれがまた、異常にきつい。

 戦闘システムもまた、FFやドラクエのような普通のターン制だったのが、戦略性重視のターン制に。あらゆる攻撃に使用するAPはまた、攻撃するため敵に接近するのにも使用され、うまく移動と攻撃の配分を考え、戦闘を有利に運ぶため、エンカウント時のフィールドの位置さえ注意しなければならない。
 こんなにも戦闘が複雑で、敵がくそ強くて、回復もままならなくて、しかもセーブは場所だけでなく回数も限られている。且つ、セーブデータは分けて作ることが出来ない。
 一応の救済措置としてのSOLシステムは、ゲームオーバー時にも、取得したスキルや装備中の武器防具、所持金の一部を受け継ぐことができるとなっているが、それでも難易度が低くなることもなく、敵のあまりの強さにD-ダイブを乱用して、どうにか統治者のもとまでたどり着いても、すでにD-カウンターが100%近くて、もはやチェトレはおろか、エリュオンさえ倒せない、なんてことも。
 仕方なく最初からやり直して、やるには、あまりにこのゲームは難易度が高すぎる・・・。というわけで、多くの人が投げ出すわけですね。

 ええ、まあこう言ってもなに言っているんだかわからないですよね。
 とにかくクソきついってことです。

 最近の(難しくてもすぐやりなおせるような)ゆるゆるゲームに比べると、緊張感が半端無いわけです。
 そしてその緊張感がまたたまらないんですね。


 というか、なにより、僕の中でこのD-カウンターというシステムが、なによりなにより、なにより素晴らしいと思うわけです。
 これは%で表され、フィールド上を移動するだけでもじりじり0.01%ずつ上昇。
 かつ、竜変身(D-ダイブ)を使用しても上昇。竜変身した状態で攻撃するのにも、上昇。竜変身した状態でターンを経過すると、上昇。そしてD-カウンターが100%に達すると、その時点でゲームオーバー。
 ちなみに、竜変身しないと、初プレイ時はまず勝てないだろ、って敵が5~10くらいいます。
 というかセーブも限られているのに、強敵と相対して、しかもこの先クリアまであとどれくらいもわからない状態で、でもこいつ竜変身しないと勝てないだろって思って使っていると、簡単に100%に達しちゃうんですね。
 出来るだけD-カウンターを節約して、視界の悪いフィールド上を敵にびくびくしながら出来るだけ早く進んで・・・っていう緊張感。これがやばいです。


 そしてこうしたシステムの裏付けとしての設定がまた素晴らしい。
 このD-カウンターというのは、つまり、竜化の割合。竜に人間としての身体を浸食されている割合なんですね。だからD-カウンターがマックス100%になってゲームオーバーを迎えると、主人公のリュウの身体が完全に竜化してしまう、という描写がされるんですね。
 竜の力を使用すればするほど、身体は竜に浸食されていく。そして、黙ってその場にいても、竜の浸食は続き、完全なる竜化=死は免れない。
 ただただ、地上を目指して、昇っていくしかない。
 この切迫感。


 それと世界観の設定ですが、これはネタバレ且つ推測です。
 まず、地下に生きる人々たちは全て、政府によってD値というIDのようなものが与えられています。
 これは1/4から順々に、1/8、1/16、1/32、1/64・・・と、分母が2の累乗の分数で表されます。ちなみに、主人公は2の13乗分の1の、1/8192です。
 これはその人々の潜在能力を表しており、値が低ければ低いほど、潜在能力もまた低いことを表しています。
 また、D値の低いものは空気の悪い、劣悪な環境である地下深くの、下層部に住まわされることになります。
 で、このD値。
 これは要するに、竜との適応性の高さ、なんですね。
 そして本作の副題 DRAGON QUARTER。クオーターは1/4って意味と、そして1/4の血が流れる者を言いますよね。
 要するにこれって、竜の因子に対する、血の濃さ、のようなものじゃないのかと思ってます。1/4とか1/8192とか、これって、つまり人々が生き残るために、竜の因子(前作の4では竜(=神)を人工的に作ることが出来ていた)を身体に植え付けている、ということなのかと。
 そして、地下に逃げ延びる。
 これって、2の、竜族の末裔が地下に作った、無限の塔に似てます。
 そう考えると、なんという皮肉でしょう。
 かつては人々が竜族を地下に追いやって生き延びたというのに、今度はその竜の因子を身体に埋め込み、地上から地下に逃げ延びる。
 それに、地上が住めなくなったのも、4で描かれたような、呪い(核の放射能に似ている)のせいなんだと推測すると、人間の業の深さがうかがい知れます。
 そして竜の因子にもっとも適応した主人公(D値はクリア後の2週目以降、条件を満たすことによって1/4に近づいていく)が、再び空を目指す。
 これは、竜としての定めなのか、それとも、空に恋い焦がれた人の意志なのか。
 あるいは、リュウという一人の存在の、想いなのか。

 考え出すと本当に切りがないです。


 ブレスオブファイアって、ファンタジーで、ドラゴンで、剣と魔法で、こういう部分を見ると幼児性あふれる作品のようですが、その実、中身はどろどろした人間の業や、絶対的な力とその腐敗、極めて不完全な世界という入れ物(あるいは箱庭)、汚され、踏みにじられ、貶められた存在(竜族だけでなく、一部の人々やあるいは獣人のような部族)の話でもあるんですよね。


 まあ思いの外長くなってしまい、かつ自分でさえ読み返したくないような、非常な駄文を綴ってしまいましたが、とにかくですね、ブレスオブファイアはやべーってことです。
 そして目下空を、地上をめざしております。
 ようやくD-ダイブが使えるようになって、しかもそっこーミスって無駄にカウンター上昇させちゃって、前途多難な一週目でございます。

 一週目はまじできついからなぁ・・・。
 統治者(メンバー)とかマジで鬼過ぎ。

 アイテムもモンハンみたいに持てる量限られているし、きつすぎ。


 ま、いいや、とりあえず今日はこの辺で。
 ちょっと読み返す気がしないので、誤字脱字は悪しからず。

大いなる遺産

 読み終わりました・・・。
 昨日の夜明け前のことです・・・。

 やばいですね。
 正直、最後の最後まで読むまで、ふつうの名作だと思っていました。
 もう、もう・・・ほああ・・・・・・。


 読み終わったそのときにツイッターの方で、また今回もいいだけ感動を口にしたので、ここでは多くを語りません。

 もし人に薦めることがあったらですね、できるだけ、何のことはないふつーの名作だよ、と、読んでみたらきっと面白いんじゃないかな、って何でもないように薦めようと思います。

 だってそうじゃないですか。
 「これすごいよっ!すごい!読んで読んで読んで!!」
 って薦めちゃうと、
 「えー?なにー?そんなにおもろいんー?ほんとにー?」
 となって、先入観込みで読んじゃうことになるんですね。それはいくないです、いくない。
 せっかくの感動を味わえなくなっちゃう。
 これまで若さ故に、また根っからのオタク根性故に、そうして薦めちゃって、
 「んー、言うほど面白くはなかったかなー」
 なんて答えを何度聞いてしまったことか。
 ああ。
 主よ。幼女よ、お許しください。


 というわけでですね、とりあえず、次にもまたディケンズ読もうかと思ってたんですが、こんなにもいい作品だったので、なんだか続けて読むのがもったいなくってですね、別のを読むことにしました。

 で!
 結局、図書館へ行って、現代日本文學大系 62という本を借りてですね、牧野信一の作品を読むことにしました。
 さっそく地球儀読みましたけどね、いやぁ、よかですね。もうなんていうか、たとえが陳腐ですが、鯣(するめ)です。
 鯣、ってカタカナで書くと異様に品の無い印象を与えるので、今回は漢字で。
 まあ、読んで、読んで、読んで、読んで、じわーっと。心に沁みますなぁ。


 一緒にモネとクリムトの画集も借りてきました。
 画集って、見たかったんですけど、やっぱり買うにはちょっと手が出ないので、図書館で借りることにしました。
 まだ見ていなくて、これから見るところなのですが、楽しみです。
 基本美術とかなにそれ雲の上?って感じで、ぜんぜん知識も素養もないのですが、まあたまにあるじゃないですか、妙に絵やなにかや幼女を眺めたくなることが。いや幼女は関係ない、モネとクリムトには関係ない、はず。
 だからです。
 ちなみにクリムトはアニメ、ソラノヲトで知りました。
 モネはなんとなく聞いたことがあって、書架の一番左側にあったから手に取りました。


 さて、案の定、Prof.スランプは継続中でございますことよ。
 はやく書けるようになりたいものです。
 では、では、今日はこの辺で。

Prof.スランプ

 要するにただのスランプです。
 本格的に入ってきました。
 完全に見失いました。
 自分の文体とか、書きたいものとか、もうぜんぶぜんぶ。
 だからスランプ教授。
 いや教授でもなんでもないんですけどね。
 どちらかといえば博士? 中学生の頃はよくえろ博士と呼ばれました。


 どーしよう。
 どうしようもないんです。
 だから僕はもうとにかく読むことに専念します。
 だからこのブログも来るべき時まで僕のどーでもいー日常が綴られるようになることかと思います。
 一応毎日更新は続けるつもりです。

 いや、もちろん、その来るべき時という奴は、明日なのかもしれないんですよ?
 もしかしたら今から数時間後かもしれません。
 ええ当然、数ヶ月だって、かかるかもしれませんね。

 とにかく、僕というやつはもう、すっかりやられちまったんです。
 これまでのやり方じゃあもう、いかんともしがたいことだけが確かなのです。

 僕が少しだけ確立できていたかもしれない自分は、大いなる遺産のページを数度めくったそのとき、既に縦横にヒビの入った壊れかけだったんです。


 でもでも、わかっているんです。
 僕は前向きですよ。オプティミストですよ。
 だからだから、スランプっていうのは、技能を失ってしまったということではなくて、技能の礎たる価値体系の変革期に至ったという、それだけのことだと、僕は信じているんです。

 だから僕は旧来の価値体系にしがみつくのはもう、よそうと思うのです。

 といっても、そんな大仰なことではないですね。

 単に、いま僕の中に訪れている変化を見つめて、それをもたらしたディケンズの文章を、物語を、とにかくとにかく読んで読んで読んでちょっと考えを巡らそうと、そうするだけなんです。


 はあ。
 でも書けないのはつらいです。
 書いていて、ぜんぜんこんなのじゃだめなんだと思う、これほどつらいことはないです。
 もちろん、それが書くことをやり続けることの醍醐味でもあるのですが。


 ところでフェーヤー……チョッ!の話をしましょう。
 つまり、牧野信一の『地球儀』の話です。
 あれですよあれ、センター国語のやつです。
 すっごい気になってます。
 調べたら青空文庫でも読めるそうで、ちょっと見てみたら、読みたくて読みたくてしようがなくなってしまいましたフェーヤー……チョッ!


 「どうしても俺にはこの世が丸いなどとは思われないが……不思議だなア!」


 祖父のこの一文だけで、なんかもう感動してしまいましたよ。
 これが例のあれ、なんでしょうか。
 あれ、です。つまり、文字の向こうに息づく命を感じる、というやつ。

 読みたいなぁ。
 とりあえずいま手許にあるディケンズの本、大いなる遺産とオリバーツイスト、クリスマスキャロルを読み終わったら読みましょうか。
 地元の図書館に全集があるようなので、借りて読もうかと思います。
 さすがに買うのはちょっと、手が出ないですから・・・。


 というわけで、とりあえず今日はこの辺で。

天使のドロップ

 届きましたよ。
 1,2,3巻購入です。

 おお・・・
 おおお・・・・・・
 おおおおお・・・・・・・・・・・・!!!

 なんででしょう。
 こんなにうれしいのは。
 別にね、えっちな内容が欲しいわけじゃないんです。
 ただただ、お漏らしを我慢する幼女のかわいらしさを堪能したい。
 それに答えてくれた作品がある。
 そしていま手許にそれが・・・
 おお・・・!

 感動です。
 感動しているのです。まさに!

 中身を読みたいけれど、ちょっともったいなくって開くのを躊躇しちゃいますね。


 ちなみにアニメ化特設サイトが こちら です。
 ぜひおもらしと幼女に興味のある方はPVをみてもらいたいですね。
 自分は初めて見たとき衝撃を受けました。

 漫画の方も最新話とか特設サイトにあるリンク先で読めるみたいですね。
 ぜひとも、創作に関わっている方には一目見て頂いて、その目に焼き付け、自らの創作においても、おもらしと幼女という至高のテーマを盛り込んでいただきたい。

 なんにせよ、おもらしの伝道師たる原作者の中嶋ちずな先生には感謝感謝に畏敬ここに極まれり、でございます。


 ああ、でも自分の作品には最近あまりお漏らしとか失禁、いれてないなあ。
 うむ。
 ぜひとも、近いうちに、いれようじゃないか。


 とは言ってもですね、いまも書いているのですが、若干、スランプ的な?例のあれに?陥っちゃってる的な?
 どうしましょ・・・。
 おそらくですね・・・、ディケンズの大いなる遺産を読んでいる所為、なんですね・・・。

 名作というのはですね、出会ってしまったが最後なのです。
 もう出会う前と出会ってしまった後とでは、もう同じではいられないんです。
 恒常性の破綻的な、連続性の断絶的な・・・・・・。ニュアンス伝わります?

 まあとにかくですね・・・。
 もう寝る前も、夢の中も、起きた後も、活動している間も、ずっとずっとずっと、頭の中でその文章がぐるぐるぐるぐる魔方陣巡っているわけですよニケ。
 もうね、首をククリたくなるくらいに苦痛でさえあるんです。
 困っちゃいますよもう。


 まあとにかく、スランプ的な感じなんですね。いま。
 ブログ書くのも、なんだかノらないっていうか・・・、いや楽しんじゃってますけどもね。

 うーん。
 どうしましょ。
 ま、ちょっと休憩ですね。きゅーけー。
 だらだら書くことにします。


 というわけで、この辺で。

[掌編]『夜』『魔女』『使者』 後編

 時刻は夜7時。
 住宅街にはちらほらと歩いている者が見える。
 皆一様に、わたしの姿を捉えるとぎょっと肩をすくめる。
 遠慮会釈無く、わたしはその者たちを出会い頭に狩っていく。
 血が吹き出る。
 先ほど浴びた返り血も乾かないうちに、新しい血液がわたしの肌を濡らしていく。
 もう、相手を“ヒト”とも思わない。ただのモノだ。
 中に内臓が詰め込まれ、血管と神経が縦横に張り巡らされ、それらが一つのシステムを構築している。
 ただそれだけの、モノ。
 だから、わたしはなにも思うことなく、刈り取っていく。
 たまに、無謀にも立ち向かってこようとする者がいる。
 危機に対して心得のある者だ。
 怯え震えるだけの者たちに比べれば幾分厄介とも言える。
 そういう者には、この大振りの鎌は余りに隙が多すぎる。
 だから、そう言うときにだけ、わたしは魔術を行使する。
 なにも火や雷撃を放つ訳ではない。
 一つ、指を立てて念じるだけ。それだけで脆弱な人間の身体はくたりと力を失う。
 ただわたしの身体の中に流れている“マナ”が減る。行使しすぎれば、当然わたしは命を落とすことになる。“マナ”はわたしの、命そのものなのだから。
 往来をぶらぶらとあてどもなくさまよって、不幸な邂逅に見舞われた者たちを刈り取り、目当ての場所を探す。
 ちょうど、わたしが448人目の魂を刈り取ったとき。不意に場違いなほど幸福そうな笑い声が耳に入った。
 その方向を見れば、三階建て、庭付きの裕福そうな家がある。玄関にはぼんやりと優しげな灯りが点り、庭に面した窓は生活を象徴するように輝いている。
 わたしはここに決めた。
 先ほどの笑い声からして、6人はいる。
 往来で蜘蛛のように巣をはるのは、不効率だ。
 だからといって、都会のような場所へ赴いて、一気に何十人も相手にしようとすれば、返り討ちに遭うか、あるいは“マナ”の枯渇によってわたしが命を落とすことになる。
 だから、こうして地方都市の住宅街に赴き、所帯を物色しつつ、邂逅者を刈り取っていく。
 これなら魔力を必要とせず、かつ安全確実に魂を集めていける。
 わたしは家の門を開いた。
 きいぃ。と鋭い音が響く。
 ちょうどいい。わたしのような存在の到来に相応しい、耳障りな音だ。
 『誰かしら?』
 怪訝そうな女の声が聞こえる。
 これもまた、ちょうどいい。
 来訪者を訝しむということは、家族は揃っているか、少なくとも当分の間来訪者の予定が無い、ということ。つまり邪魔者が現れない、ということだ。
 わたしはつかつかと玄関までの道を進んでいく。
 インターホンの類が玄関前についていればよかったのだが、あいにくそれは門のところにしか無かった。
 扉にたどり着くと、そこでゴン、ゴン、と音を立てて扉を叩く。
 一気に家中の警戒心が強まるのがわかった。
 先ほどまであった愉快そうな声の数々がぴたりと止んで、こちらに耳をそばだてているのがわかる。
 まるで小動物かなにかのようだ。
 扉の向こうに気配。
 『どちらさまですか?』
 男の声だ。恐らく家長のものだろう。
 わたしは声を上げる。
「あの・・・すいません・・・・・・。扉を・・・・・・」
 普通の女の声だったら、恐らく扉の向こうの男は鍵を開けなかっただろう。
 だが、わたしの喉から発せられたのは、年端もいかない、いかにも弱々しい少女の声。
 男が慌てたように覗き窓を覗くのがわかった。
 男の目に映っているのは、その声に相応しい、齢10を過ぎた程の幼い少女。それが血に染まっている。
 男には、わたしが加害者ではなく、被害者に見えることだろう。
 はっ、と息を飲むような気配。
 おそらく背に隠した大鎌も見えているだろうが、そのような見慣れないモノ、男に果たして凶器に映るかどうか。
 案の定、男は慌てたように扉の施錠を外す。わたしを心配してくれたのだろう、そうなのだろう・・・。
 ため息を吐きたくなるくらいに、簡単なこと。
 かちゃり。
 音を立てて扉が開いたその瞬間。
 わたしは背中から大鎌を持ち上げ、開いた扉の隙間から一気に滑り込ませる。
 何かを断裂する、小さな抵抗。
 ぼとりと、重いモノが落ちる音。
 わたしは扉を引き、呆然と立ち尽くしている男を無視して、扉を閉める。
 男はいかにも善良そうな人間だった。
 目元は穏やかで、肌は白く、身長は170㎝ほど。玄関の床におちた右手を見ると、それが先ほどまで幼い子供の頭の上に置かれていたことが想像されるような、優しい手だった。
 男は恐る恐ると言ったように、自分の右腕を見る。刹那、口が大きく開かれる。
 面倒だ。叫ばれると人が集まる。
 ぶんっ、と重い音を立てて、大鎌がひらめく。
 悲鳴が男の喉から溢れ出すその瞬間、大鎌の刃がその首を断裂していた。
 ふわりと男の首元が浮いて、地面へと落下していく。
 ごん、と不気味な音を立てて、玄関の床に首が転がり、頭部をうしなった男の身体が脱力してその場にくずおれる。
 さあ始まった。
 ここからは時間との勝負。
 出来るだけ俊敏に家中のものを全員口をきけなくさせて、それから魂を吸い取る。
 あまり時間を掛けては魂が抜けきる。それに助けを呼ばれるのも厄介だ。
 わたしの目的は殺すことではなく、飽くまで魂を吸収すること。
 わたしは土足のまま玄関にあがる。
 靴が男の血に浸っていたためか、ぐちゃぐちゃという湿った音が響く。
 見ると、廊下の先に開いたドアがあり、そこから女がこちらをのぞき込んでいるのがわかる。
 呆然として、悲鳴も出せないのか、近づいてくるわたしをただ立ち尽くして見るばかりだ。
 ちょうどよく首がでていたので、わたしは遠慮無くその首を切り落とさせてもらうこととする。
 女の頭が転がり、肉体がくしゃりと床に崩れ落ち、奥の方から赤子の鳴く声がする。
 まあ赤子は泣いていて良い。不審ではないから。
 わたしはリビングへと入り込む。
 室内の光景を見て、わたしは思わず笑い出しそうになってしまった。
 人数は5人。祖父母に兄妹。赤子は祖母が抱えて、ご親切なことに、食卓を立ち、ひとかたまりに集まってくれている。
 わたしは素早く肉薄する。思い切り大鎌を振りかざし、勢いをつけて振るう。
 だが、力が足りなかった。
 3人ほど切ったところで、兄妹の兄の方の背骨でつかえてしまった。取り残したのは妹の方と、赤子。
 妹の方は半身を真っ二つに切られた祖父母と、身体の中程まで鎌が食い込んだ憐れな兄の様子を見て、わなわなと唇を振るわせて今にも叫び出しそうだった。
 大鎌は骨に引っかかって抜けない。
 妹がひゅっ、と息を吸うのがわかった。
 わたしは鎌から手を離し、少女の口を塞ぐ。
「さけぶな」
 精一杯威圧した声を出そうとしたのに、出たのはやはり、少女の声。嫌になる。
 妹の方は、血まみれのわたしに口を押さえられて、益々恐怖が募ったためか、ただただ首を縦に振っている。
 わたしはよし、と言って手を離す。だが当然この少女も後で殺す。
 その前に。
 先ほどから耳元でぎゃんぎゃんとうるさく喚く赤子を先に黙らせよう。
 わたしはしゃがみ込んで、赤子の首に掛かっていたナプキンをはぎ取ると、それを無理矢理口に押し込めた。
 わたしは最後の生き残りの少女を見る。
「そんなことしたら・・・・・・赤ちゃんが・・・・・・」
 少女は懇願するようにわたしを見つめてくる。
 わたしは立ち上がって、少女を見下ろす。
 背格好はわたしと同じくらい。ならば年齢は10歳くらいということだろう。
 利発そうな顔立ちをしている。およそこのような惨事には縁遠い、綺麗に整った容姿。
 わたしは黙って兄の方に突きたったままの鎌を手にする。
 ぐりぐりと刃を動かすが、思った以上にがっちりと引っかかってしまったようだ。
 少年の身体の方を足で押さえて見ても、どうにも抜けない。
 構わず刃を引き抜こうとしていると、不意に、大鎌自身が、泣き叫ぶように低いうなり声を発し始めた。
 これは経験したことのないことだった。
 この大鎌自身が、まるで意志を持ってここから動くまいとしているようだった。
 わたしは舌打ちをして、大鎌を一瞥する。
 ならば・・・。
 わたしは大鎌の力を発動させる。
 これで少年の魂を身体ごと吸収してしまえばいい。
 が・・・、鎌は発動しない。
 そんな馬鹿な・・・・・・。
 この大鎌に意志があるとでも・・・・・・。
 いや・・・・・・。
 不審に思って、少年の胸に耳を押し当てる。
「・・・・・・なるほど。しぶといな」
 わたしの耳には、とくとくと、微かながら少年の鼓動が感じられる。あいにく即死では無かったようだ。
 恐らく少年は今、気絶している状態なのだろう。
 この大鎌、クレセントサイズは、生きている者から魂を吸収することは出来ない。
 とんだ失策だ。
 ならこの、隣で目を閉じ耳を押さえてうずくまっている少女を、どうにか生身で殺さないといけない。魔術は出来るだけ使いたくない。リスクがある。
 あるいはどうにかして、大鎌を少年の背骨から抜き取るか・・・。
 と、その時、思いがけなく、背後で物音がする。
「なん、だよ・・・・・・これ・・・・・・」
 見ると、ここにいる兄妹よりも、もう少し年上の少年――というよりも青年と言った方がいいか――が、リビングのドア先に落ちている母親の死体を見下ろして絶句していた。
「たかしおにい・・・ちゃん・・・・・・」
 少女の方がか細い声を上げる。
 わたしはちっ、と舌打ちをした。
 食卓に家族が揃っている中、この青年だけが自室にいたということか。
 いや、そんなことはどうでもいい。問題はこの状況をどう切り抜けるか。
 被害者のフリをして誤魔化すか・・・、いや、ありえない。誤魔化しきれるはずがない。
 ならば逃げる? ・・・いや、クレセントサイズを残していくわけにはいかない。
 肉弾戦・・・・・・。いや、青年か少女一人ならともかく、無謀だ。一方を相手にしている間に助けを呼ばれるのも困る。
 ならば・・・・・・残る選択肢は・・・・・・。仕方ない。
 人差し指を一つ、立てる。“マナ”を外に出すための孔を指先に空ける感覚。
 “マナ”が拡散しないよう意識を集中して力を込めると、やがて指先が淡い青色の光を放ち始めた。
「ゆかり・・・っ!!」
 青年がリビングに侵入してくる。
 死体の山と、わたしと少女を見つけて、驚愕に目を見開いている。
 焦るな。
 焦れば魔術は失敗し、“マナ”は体外へと漏出して最悪の場合わたしが死に至る。
 必要な量だけの“マナ”を抽出し、外界へと現出させる。
 間に合う。
 焦るな。
「おにいちゃん、この、子が・・・・・・っ!」
 少女が血まみれのわたしを指さす。
 青年は衝撃から立ち直り、怒り狂った眼差しをわたしに向ける。
 指先に“マナ”が集中する。
 よし、大丈夫。あとは孔を塞いで放つだけ。
 と、その瞬間、わたしは背後から急襲を受けた。
 目の前には青年。ならばこれは・・・。
 見ると、先ほどまでうずくまって震えるばかりだった少女が、果敢に立ち上がり、わたしにしがみついていた。
 わたしは集中を乱され、指先に集中していた“マナ”が一気に拡散していくのを感じた。
 まずい。
 と思ったときには遅かった。
 指先に開いた穴から、“マナ”が漏出していく。
 “マナ”には血液のように、空いた孔を自然に塞ぐような機能はない。意識を集中して自ら閉ざすほかないのだ。
 このままでは・・・・・・。
 と思った瞬間、頬に鈍い衝撃を受ける。
 どうやら、青年が拳でわたしの頬を殴りつけたようだった。
 わたしは歯がみする思いだった。
 ・・・わたしは馬鹿だ。
 油断していた?
 慣れからくる慢心・・・・・・。
 ぐったりと身体から力が抜けていく。
 そんなわたしの様子に構わず、先ほどと反対の頬に青年の追撃が加えられる。
 視界がちかちかと明滅する。
 この、ままでは・・・・・・。
 このまま・・・・・・わたしがここで死んだら・・・・・・。
 かづき・・・・・・。
 あと1994・・・。ここにいる人間を全部吸えば・・・あと、1986・・・・・・。
 まだまだ・・・殺さなくちゃ・・・。
 側頭部に、青年の拳を受ける。
 わたしは膝から力が抜けるのがわかった。
 どさり。鈍い音。
 ああ、この音は。人間が地面に倒れ込んだときの音だ。
 わたしが・・・倒れても・・・、人間と同じ音がするんだ・・・。
 指先に小さく開いた孔から、わたしの生命そのものが漏れ出していく。
 酸欠に陥ったように、意識が朦朧としていく。
 頭上で、青年が激しく息を切らしているのがわかる。
 少女が泣きわめいている。わたしが倒れて、恐怖の呪縛が解けたのだろうか。
 青年の注意も、わたしから部屋の惨状、生き残った妹の方へと向かったらしい。
 ああ。
 ああ・・・・・・。
 馬鹿者め・・・・・・。
 邪魔さえ入らなければ・・・、わたしは孔を閉じて、再び攻勢に打って出ることができるというのに。
 お前たちは、わたしに、とどめを刺さなければならなかったのに。
 わたしは、朦朧とした意識の中、指先に全身全霊を込める。
 でも・・・・・・。
 本当はこのまま・・・・・・。
 かづき・・・・・・。
 そうだ・・・・・・。
 わたしがその事に気がついたのは、いくつ魂を刈り取った後だったろう。
 たぶん、百は超えていたろう。
 それまでは疑問に感じることなんてなかった。
 だって、のうのうと生命を貪って、与えられた幸福に甘んじている人間などよりかは、よっぽど弟が生きているべきだと、そう確信していたから・・・。
 『かづきが死ぬくらいなら、お前が死ね』
 そう言って魂を刈り取った。
 弟の魂を半分、補完するだけで、2442も必要になる、人間の魂。
 なんて薄っぺらい魂なのだろうと思った。
 きっと塵芥ほどの価値しかないのだと、思っていた。
 でも・・・・・・。
 ふとある時、考えたんだ。
 かづきは・・・、あの優しいかづきは・・・・・・、自分が助かるために、千を超える人々の魂を奪ったのだと知ったら、どう思うだろうかと・・・。
 わかっている・・・。
 かづきは、間違いなく、苦しむ・・・。
 でも、それでも・・・・・・。
 かづきが生きるためになにか出来るなら、しないでいられるはずがない・・・。
 わたしは自分に言い訳をして、それからもずっと、罪もない人々の血を流し、その存在を抹消してきた。
 正義とはおもわない・・・。でも、正しいとは思っていた・・・・・・。
 指先に空いた孔は塞がった。
 二人の命を奪うだけの“マナ”も取りだした。
 どうする・・・。
 わたしは一瞬迷った。
 青年が泣きむせぶ少女を抱き留めて、悲壮な表情を浮かべている。
 けれど、それを見た瞬間、だった。理由はわからない。
 迷いは消えた。
 と同時に、わたしの中に、なにかどす黒いモノが、芽生えた。
 口元が歪む。
 喉がひくついて、くっくっ、と笑いがこぼれるのを抑えられない。
 ああ。
 ああ・・・・・・・・・・・・。
 青年が強い意志を帯びた眼光でわたしを見据えた。
 刹那。

 『殺してやろう』

 判然とした言葉がわたしの脳裏に浮かぶ。
 頭の中に埋まっていた箍がぱきっ、と音を立てて壊れるのがわかった。
 指先に溜まっていた“マナ”の性質を変える。
 ひゅんっ、と鋭い音を立てたかと思うと、青年の目玉が潰れた。
 後には不気味な暗がりが、顔に二つ残ることになる。次いで、青年が両手で顔を覆って、けたたましい悲鳴を上げる。
 その瞬間、激しい愉悦がわたしの胸中に広がるのがわかった。
 見ると、絶望の表情でそんな兄を見つめている少女の姿が。

 『この子は、とっておこう』

 頭の中で声がする。
 不思議と意識は鮮明だ。
 “マナ”が、まるで身体の奥から沸き立ってくるような感覚さえある。
 わたしは未だ死体の上に突きたったままの大鎌をみやる。
 最初からこうすればよかった。
 瞬間。
 大鎌が食い込んでいた少年の身体が消し飛ぶ。
 大鎌が共鳴するかのように、『ォォオオオ』、と慟哭し、そのままの位置で浮遊する。
 わたしは大鎌を手にする。
「苦しいでしょう? ね、だから殺してあげる」
 唸りを上げて大鎌が青年に襲いかかる。
 真っ二つに身体が切断された。
 大鎌はなおも泣き叫ぶように低いうなり声を上げている。まったく、なんて耳障りな音なんだろう。
 まるで人間の悲鳴のようじゃないか。人殺しの道具のクセに、そんなに斬るのがイヤなのか。
 耳をつんざくような、少女の悲鳴。
 わたしは無視して、大鎌を屍の上にかざす。
 すると、例によって大鎌は慟哭とも断末魔ともしれないうなり声を上げて、部屋中に散乱した血と肉と骨を吸収していく。
 部屋のそれを片付けると、少女が放心したようにぼうっとする。
 それも致し方ないことだ。
 このクレセントサイズに魂を吸われた者は、その存在そのものを吸収されることになる。
 それはすなわち、少女の記憶の中からも、存在を奪うことに他ならない。
 少女は滑稽なほど、呆然として、その後に、また悲鳴を上げた。視線の先には、血塗れのわたしと、リビングのドアのところに横たわった女の死体がある。
 わたしはつかつかとそちらを向かうと、吸収し、玄関先に倒れた男も吸収した。
 これで少女からは、この事件と家族の記憶が消え去った。
 少女はわたしの姿を認めると、きゃっ、と小さく悲鳴を上げた。わたしが、少女と同年代に見えるせいか、驚きはそれほど大きくはなかった。
「だ、だれ・・・・・・?! すごい血・・・・・・どうしたの・・・」
 どうしてか、わたしの身体についた血までは、このクレセントサイズは吸収してくれない。
 わたしは、少女に言った。
「これはね、血じゃないよ」
「え・・・・・・、じゃあ、絵の具?」
「うん」
「びっくりしたぁ・・・。でも、それは・・・?」
 少女はわたしの手にした大鎌を見て訊ねる。
「これ? これはね・・・・・・」
 言いつつ、わたしは少女に魔術を行使する。
「人間の魂を刈り取る大鎌、クレセントサイズって言うの」
「・・・・・・・・・・・・。ふぅん、そうなんだ。それで、きみは誰?」
 魔術によって無理矢理納得させられた少女は、なおも猜疑の眼差しをわたしに向ける。
「わたしはね、あなたの父と母の知人なの。覚えていない?」
「・・・・・・。お父さんとお母さん・・・?」
「そうよ」
「・・・・・・。ううん、覚えてない・・・・・・。ここ、・・・ここってわたしの家・・・だよね・・・・・・」
 少女は不安そうな顔で、辺りを見まわす。
 それから、
「わたし、ここに一人で住んでいたの・・・・・・?」
 縋るような目つき。
 わたしの顔が、笑顔に歪む。
「そう、今までは。でもね、今日からわたしと一緒に来るの」
「きみと・・・?」
「そう」
「・・・・・・そっか。わかった・・・・・・」
 少女は寂しそうに、こくりと小さく肯いた。
 ああ。
 愉しみだ。
 今から愉しみでならない。
 この少女にいつか、真実を教えてあげよう。
 わたしと一緒にたくさん、人を殺してから、それから教えてあげるのだ。
 悲しみと怒りに打ち震えたこの子を、殺すとき、いったいどれだけ気持ちがよいだろうか。
 家の外は不思議と静かだ。
 わたしは笑顔のまま、少女の手を引いて外に出る。
 すると、玄関の外には一つ、人影が。
「やあ、どうやらもうこれは必要ないようですね」
 立っていたのは、マスターの使者。忌々しい『奴』だ。
 手にした青い光を放つ宝石のような物体。
 魔女が“マナ”を補充するために必要だとされていたもの。
「・・・・・・。」
 確かに、あれだけ魔術を行使したというのに、“マナ”が減少した感覚はない。むしろ増加したような気さえする。
「あなたは本当に優秀ですよ。ふつう、こんな短期間でマスタークラスになれることなんてないんですからね」
 わたしは奴の言葉には答えず、こう言った。
「この子を魔女にしたい。どうすればわたしの身体から“マナ”を引き出し、この子に移せる?」
 奴は意地悪く、にやりと笑い、
「ええ。助手がいれば、魂を集めるのにもなお効率的ですからね。いいでしょう」
 奴は、『では“マナ”を引き出す法をあなたに授けましょう』と言って、わたしに向かって手の平をかざした。
 奴の手の平に“マナ”が集中し、次の瞬間、わたしの頭の中に“マナ”を自分の体内から引き出す方法が流れ込んできた。
 わたしはそれを確認すると、奴にはなにも言わず、隣の少女へと視線を向けた。
 少女は些か怯えたように、いくぶん上目遣いにわたしを見ていた。
 わたしは出来るだけ残酷に、優しく微笑みかけた。
 少女は安心したように、へらっ、と破顔する。
「それはそうと」
 奴が口を挟む。
「弟さんの具合、良いようですね。なによりです。なによりです」
 例の皮肉か。
 わたしは歯牙にもかけず、その場を立ち去る。
 まだまだ、この夜は始まったばかり。
 わたしは、かづきを助けるため、人を殺すため、夜の街へと踏み出す。
 この少女が一緒なら、きっと愉しい。そうに違いないのだ。
 まずはこの少女を、魔女にしてあげよう。
 すべてはそれからだ。
 わたしは奴に背を向けて、少女に“マナ”を授ける。
 最後にわたしの目に映った奴は、気味悪いほどわたしの大鎌を見つめていて、しきりにこう呟いていた。

『弟さんの具合、良いようです。なにより。なにより』

 大鎌が慟哭を上げる。
 夜の闇へと、それは悲鳴のように、響き渡っていく。



 了


 前編に比べて後編は長くなっちゃいましたね。
 前後編繋げたら、これ、掌編じゃなくて短編じゃない? っていうのはまあ考えないようにしましょう。
 一応今回も断っておきますが、これは診断メーカー あなたの書く小説のお題だしてみたー さんから頂いたお題で書いてます。お題をこうしてさくっといただけるのは助かります。感謝感謝!

 うーん。
 にしても特にコメントすることもないよなぁ。
 強いて言うなら、とにかく文章に、表現に、抑揚を持たせるのが自分、下手だなぁということ。
 一文一文の長さとかを調整すればいいのかなぁ。
 意味の強い言葉、弱い言葉を対比的に使っていけばいいのかな?
 うーん・・・。それだけじゃいけない気がする・・・。
 いや、なんといっても独白調が延々と続くのがよろしくない?
 ふむぅ・・・。
 むずかしおすなあ。


 ちなみに今もまた別のお題で書いてます。
 今日明日じゅうにしあがるかどうか微妙なので、明日は普通のブログになるかもですね。

 そ、それに、・・・明日は購入した天使のドロップが届くのです・・・。
 ああ!
 はやく!
 はやくお漏らしを我慢する幼女が見たい!!

 アニメもはやく観たいですね。

 ちなみに、天使のドロップ、マジキチな内容と評判らしいですが、自分にはあまりそうは思われませんね。
 おもらしとか失禁はメジャーでしょう。

 リアルでおもらししちゃった子がいたら、あちゃーって感じでなにも感じないのですが、どうして二次元だとあんなに可愛いんでしょうね。
 そうか、あれか、二次元の女の子の失禁は、真水を漏らしているんだもんね。そうか、そういうことか。なるほどねー!


 ふぅ。

 まあとりあえず、今日はこの辺で。

[掌編]『夜』『魔女』『使者』 前編

 背を向け惨めに逃げ惑う人間に追いすがって、手にした大鎌を振るうと、柔らかい肉が引き裂かれる感触が手に伝わってきた。
 しゃっ、と勢いよく鮮血が噴き出す。わたしの顔にも掛かって、生温い液体が目の端を滴るのがわかった。
 不快だ。返り血も、生きた肉の感触も。
 けれど仕方ない。
 こうしなくちゃいけないんだから。
 どさり、と命を奪われた人間が血に伏す。
 手にした大鎌が甲高い不協和音を発する。まるで慟哭か断末魔のよう。わたしはこの音が嫌いだ。
 緩やかに湾曲した刃の先が、それに応じるように白く、白く、光り輝く。
 いつものようにわたしは、地面の上に力無く横たわる亡骸の上に、大鎌をかざす。
 すると死骸の方に変化が訪れた。
 ぐにゃ、ぐにゃり。溶解しているのか、歪んでいるのか。
 次第にそれは人の形をなさなくなっていく。
 と、不意に『人』だったそれが中空へ浮かび上がる。そして、傾けた皿からスープがこぼれるように、空間から大鎌の刃へと注がれていく。
 先ほどとは打って変わって、地の底から響き渡る唸るような低音が、刃から発せられる。
 わたしは黙ってその様を見ていた。
 これで何人目だろう。
 罪もない人を殺めたのは。
 いや、わかっている。
 わかっているのだ。
 これで442人目。これは記念すべき数字なのだから。
 薄暗い道。辺りを倉庫が建ち並んでいる。切れかけた電灯が、時折思い出したように通りを照らす。
 この道を抜ければ住宅街へ出る。無論、足を向けるのは初めてのことだ。
 そこでいくつかの所帯を狙って、そこに住む人々の息の根を止める。そして先ほどおこなったように、この大鎌で魂を身体ごと吸収する。
 それがわたしには必要なこと。わたしがやらなければいけないこと。
 わたしが、わたしだけが、できること。
 わたしが一歩住宅街へ向かって踏み出そうとすると、唐突に人影が現れる。
 チカチカと明滅する電灯の、光の隙間から出でたような、不気味な存在。
 わかっている。またあいつだ。
 わたしは声を掛ける。なんの用かと。
「つれないですね。なんの用か、なんて貴方が一番よくわかっているはずだ。・・・・・・さあ、これを受け取ってください」
 あいつはそう言って、わたしの方へと近づくと手を差し出した。
 手の平の上には、小さな玉が乗っていた。淡い青色の光を帯びている。宝石かなにかのようにも見える。
 わたしは黙ってそれを受け取る。
「いくつ、集まりましたか?」
 わたしは正面に立った『奴』を見据える。顔は見えない。あるようにも思えない。
「・・・・・・442」
 ぽつりとわたしは呟く。嫌になるぐらい、か細い少女の声だった。
「ほう、もうそんなに」
 奴は小さく驚嘆の声を上げる。
「では、あと2000ですね?」
 続けてそう言い、底意地の悪い笑みを浮かべた。ような気がする。
 わたしは黙っていた。
 奴は言う。
「あなたは優秀ですよ。ほとんど魔術にも頼らず、淡々と義務を全うする。効率的で、無駄もない。ええ、わかっていますよ。すべては弟さんのため。そうですね?」
 確認するように、嘲るように、奴は言う。
 わたしは黙って奴から視線を逸らすと、依然とこちらを見続けている奴を無視して住宅街の方へと足を向ける。
 奴の脇を通り過ぎ、前だけを見て進んでいく。
 そんなわたしの背中に、奴は声を掛ける。
「ちゃんとそれ、摂取してくださいよ? いくらほとんど魔術を使わないとはいえ、貴方もまたれっきとした“魔女”なのですから、それ無しには生きられないのですよ。“マナ”は必要な分だけ、あなたにはいくらでも差し上げますから、魔術も遠慮無く使ってください。――ああ、そうだ、それと」
 奴は一度言葉を切ってから、こう言った。
「弟さんの具合、良いようですね。あと、2000。がんばってください」
 わたしは思わず顔が歪むのがわかった。
 恨みを込めて後ろを振り返るが、奴は既にそこにはいなかった。
 影も形もない。
 わたしは苦々しくため息を吐いて、奴から受け取った“マナ”と呼ばれる玉を見つめた。
 これは、“魔女”であるわたしにとって、酸素であり、食物であり、命でもある。
 口を開けて、それを放り込むと、ふっ、と存在感が消失し、その代わりに全身に魔力が行き渡るのがわかった。
 わたしは“魔女”と呼ばれる者だ。
 “マナ”を得、魔の法を授けられたもの。
 魔女は決してありふれた存在ではないが、同時に極めて稀少な存在というわけでもない。
 現に、わたしに“マナ”と魔の法を授けたマスターの元には、わたし以外にも十数人魔女や魔術士がいる。
 先ほど現れた奴は、そのマスターからの使い。使者だ。
 定期的にわたしに“マナ”を持ってきて、そしてわたしの弟についての皮肉を必ず残していく。
 忌々しい奴だ。
 けれど・・・・・・。
「かづき・・・」
 ぽつりと、弟の名を呟く。
 弟は、マスターと奴の庇護の元、どうにか生きながらえている状態だった。
 わたしの弟、かづきは魂を半分奪われてしまったのだ。
 その魂を埋めるため、こうしてわたしは魔女となり人々の魂を刈り取っているのだ。
 『弟さんの具合、良いようですね。あと、2000。がんばってください』
 奴の皮肉が胸をえぐる。
 具合が良い?
 そんなはずがあるか。
 まだたったの442。あと2000集めるまで、どうか、どうか無事でいて欲しい。
 わたしはずしりと重い大鎌。クレセントサイズと呼ばれる三日月状の刃を持った大鎌を抱え直し、静かに住宅街へと向かう。



 了


 後編へ続きます。
 診断メーカーの あなたの書く小説のお題だしてみたー でお題を出してもらって、書きました。
 大筋は五分くらいで決めて、書きながら設定を詰めていきました。
 ブログもなにもとにかくキーボードを打っていなかったために、もうとにかく指が動かなくなってしまったので、指慣れのつもりで書きました。
 でもでも。
 書いていて楽しかったですよ。
 久しぶりに暗い話を書けて私は幸甚の至りでございますことよ。
 書いてみたら、テキストで22kというブログに相応しからぬ長さになってしまったので、前後編に分割します。
 後編は明日載せます。

 ではこの辺で。

なにもかもぜーんぶ

 投げ出したくなるときってありますよね。
 はい。
 そんな感じでした。
 ブログの毎日更新とかいきなりどうでもよくなって投げ出しました。
 まあそろそろ復活です。

 で、ちょっとキーボードを触ってみたら、これが驚くほど指が動かなくなっているんですね。
 ほんの数日ですよ?
 なのにもう、全然動かない。
 それにすぐ疲れちゃう。

 これは由々しいと思って、せめてブログでも更新してまた指の運動にでもしようかなと思ったわけです。


 ちなみに読書の方は今現在もディケンズの『大いなる遺産』を読み中です。
 今下巻の5分の3くらいです。半分よりちょっと進んだくらいですね。
 ていうかもう下巻入ってから面白くて面白くて。正直怖いです。
 ディケンズの他の作品も是非読みたいですね。
 しかし、後が詰まっているのです。
 とりあえず次はスタンドバイミー。ええ、そうです。キングです。
 キング。
 大好きなんですよ。実は。
 本当は文庫本ではなくて、単行本が欲しいところですが、ちょっと手が出せないですね。
 というか大いなる遺産を読んでいてすごく思ったのですが、昨今の本は文字が大きすぎると思うんですよ。
 ラノベや児童書じゃないんだから、そんな大きくしないでくださいよ、って思うくらい。
 文字が大きいと、なんかこう、大口開けて朗々と読み上げられているような気がして、嫌なんですよね。
 静かに淡々と綴られているくらいがいいのに、でかでかと書かれていると、品位?的な?が無くてがっかりんこですよ。
 きっと本に宿る妖精さん(美少女)も文字が大きくなる昨今の出版事情を憂えているに違いない。

 まあ大きい方が読みやすいのは確かですけどね。目も疲れにくいかもですし。


 で、実は今読書としてはカウントしないのですが、ラノベを読んでおります。
 D×Dです。
 すごいですね。
 もうびっくりしました。
 一般文芸ばっか読んでから久しぶりにラノベらしいラノベを読んだら、もうびっくりです。
 こんなにも!大味な!文章で!読ませる読ませる読ませる!
 ある意味で非常に合理的に洗練されているとも言えるのではないですかね。
 面白いです。
 読むのが止まらないです。
 そして子猫ちゃんの扱いがアニメに比べてとても悪くてロリコンのわたくしは極めて遺憾ですね。
 でも面白いです。
 まじで読むのが止まらない。


 ところでD×D繋がりで、チェスも最近やってます。
 ちぇすちぇす。
 スマホにアプリ入れてCPU相手に、低レベルかつアンドゥしまくりで勝ちまくってます。だって負けたくないじゃん。
 ちょっとコツを掴めてきたので、その内チェスの入門サイトとかで対戦したいです。


 さてさて、久しぶりの更新でしたが、こんな何でもない内容でしたね。
 まあこんなもんです。
 ちゃんと小説も書かなくちゃですね。
 では、この辺で。

すとまっくはざーど

 胃が痛いです。
 左上あたりがじりじり痛みます。
 ご飯食べなくても痛いし、食べても痛いです。
 えっ・・・、もしかして潰瘍・・・?

 胃カメラなんて飲みたくないですよ。
 コーヒーと熱いもの辛いものを控えて、出来るだけやすらかにしてあげようと思います。

 あとはやっぱストレス的なあれなのかな?
 別にストレス感じるのなんて嫌じゃないのにね。
 胃のほうではやっぱ嫌なんですね。
 というかバランスかな?
 ストレス感じると胃液がたくさん分泌されちゃうんですもんね。
 これってある程度は消化もよくなって有効なのかもですし、だからバランス的な?


 と、やばい。
 こんな、胃の話なんかして。
 いよいよブログのネタがなくなってきてしまった。
 どうしよう・・・。


 今ディケンズの『大いなる遺産』読んでいます。
 文庫で、まだ上巻です。

 いいですね。
 こういう小説。というか文体が好き。
 気になった文章はEvernoteにその都度メモってます。

 といってもまだこれがどんな小説なのか、わかっていないです。
 このままピップの少年時代の話で始終するのか、それとも青年、壮年時代と描かれていくのか。
 主題はなんなのか。
 先が気になります。

 前に読んでいたのがビブリアで、こちらは文体もラノベなので特徴も強くないのですが、『大いなる遺産』の方では独特の感じがあって、しばらく読んだ後本を伏せると、内言語がもうそれに染まっていますね。
 こういうのって、ありますよね。
 あんまり文学って読まないのですが、漱石とか読んだときはもうとにかくあの語彙にあてられて内言語が小難しいそれになっちゃうんですね。

 そういう文章を書きたいな、と思うのは、やっぱり傲慢ですね。
 でも思っちゃいます。

 がんばりましょ。がんばりましょ。


 というわけで、今日はこの辺で。

[掌編]帰り道

「うぅ~、さむいねぇ~・・・・・・」
 学校からの帰り道。
 隣を歩いている篠原さんが手袋に包んだ手を握りしめながら呟いた。
「そうだね、さむいね・・・」
 他に返す言葉も浮かばなくて、僕はオウム返しにそう言って、誤魔化すように篠原さんに向かって笑いかけた。
 一歩歩くごとに、足下の雪がざくざくと音を立てて軋む。
「雪が降るなんてねぇ~。今年はじめてだね~」
 寒さにちょっと上ずった声音で、語尾を伸ばす篠原さんはかわいかった。
 僕は相変わらず曖昧な笑顔を浮かべながら、
「そうですねぇ」
 と返すほかない。
 それきり二人とも特になにを話すでもなく、慣れない雪道に足をとられないよう、いつもよりかは慎重に足を進めていく。
 今日は朝からいつになく冷え込んでいた。
 家の玄関を出て、土の地面を踏みしめたとき、ざくっ、と小気味いい音を立てて霜柱が割れたのを覚えている。
 空では太陽が雲に覆われて、眠たげな空気が蔓延していた。
 加えて、午前の授業の退屈さ。僕はお昼前の授業、三時間目にはついうとうととまどろんでしまっていた。
 そんな折、僕の目を覚まさせたのは、いまこうして隣を歩いている篠原さんの一声だった。
「ああ! 雪が降ってる!」
 授業中だというのに、誰憚ることなく、突然席から立ち上がって窓の外を指さし、ひらひらと舞う白い雪片を輝かしき笑顔で見つめていた。
 僕は机に突っ伏していた頭をもたげて、彼女の指さす雪を見つめていた。
 停滞していた教室中の空気がにわかにざわめきだすのがわかった。
 それはまるで、半ば諦めつつも待ち望んでいたものが、ようやくやってきたというような、春の訪れとも似たざわめきだった。
「雪だというのに春もない、か」
 気付くと口に出していた。
 隣を歩いていた篠原さんが怪訝そうな顔をして、こちらを見つめている。
 僕は懲りずに、誤魔化し笑いを浮かべて、篠原さんの訝しみから顔を逸らした。
 するとしばらく無言だった後に、
「そうだね~、雪も降ったら、つぎには溶けて春になるのを待つばかりだね」
 そう言って楽しげに歩道脇の塀に積もっていた雪を手にすくった。
 ちょうどおにぎりでも握るような手つきで、でも手袋に覆われて幾分厚ぼったい手許で、ぎゅ、ぎゅ、と力を込めて雪玉を作る。
 まさか、と思いつつそれを静観していた僕の顔に、篠原さんは至近距離でそれを投げつけた。
 力を込めて握られた雪玉はそこそこに固くて、寒気に強ばっていた頬の皮膚にひりひりと痛みを残した。
 僕が頬についた雪を拭いつつ、不平を漏らすと、篠原さんは幼い子供のようにきゃっきゃと嬉しそうにはしゃいで、すぐに次の雪玉を作った。
 僕も負けじと雪玉を作ってみるけれど、いざ篠原さんに向かって投げつけるとなると、些かも躊躇われて、その間に容赦のない篠原さんの雪玉が再び僕の顔面を襲った。
 少しだけ口の中に入って、一瞬の冷たさの後に、微かな苦みを感じた。
「顔に当てるのはやめてよ」
 そう言って顔を両手で覆いながら僕は篠原さんから逃げるように背を向ける。
 相変わらず年齢に不相応なはしゃぎっぷりで僕に追いすがると、雪に足を取られて鈍い足取りの僕の背中に次々と雪玉をぶつけていく。
 どうにも逃げられそうにないな、と思いつつ、何気なく振り返ってみると、ちょうどそのとき、危なげに篠原さんの身体が傾くのが目に入った。
 あっ、と声を上げる暇もなく、どしゃりと音を立てて雪の上に尻餅をつく篠原さん。
「痛たた・・・」
 言いながらも、相変わらずどこか楽しげなのは、呆れると同時に、やっぱりちょっと微笑ましい。
 慌てて駆け寄って、だいじょうぶ? と声を掛けつつ手を差し伸べると、素直にその手を篠原さんは握った。
 と、まずいな。と思った。
 篠原さんの口元が、無邪気で意地悪な形に歪んだからだ。
 ふわっ、と身体が浮いて、靴底が地面の上をなめらかに滑っていくのがわかる。
 近づいていく篠原さんの身体。
 頭の中は真っ白で、もうどうしようもなく体勢を整える暇もない。
 そのままどさりと彼女の身体の上に倒れ込んで、その瞬間温かな体温が僕の顔を包んだ。
 衝撃と困惑にうろたえていると、すぐ近くからまたあの楽しそうな笑い声が聞こえた。
 どうにか地面に手をついて起き上がると、篠原さんが、
「うかつだぞっ」
 そう言って得意げに指を突きつけてくる。
 僕は身体についた雪を払い落として、早くなった心臓の鼓動をどうにか静めようと苦心していた。
「あぶないよ、もう」
 とにかくそれだけ照れ隠しに言って、未だに地面に座ったままの篠原さんにもう一度手を差し伸べる。
「ありがとっ」
 篠原さんはその手を握って、今度こそちゃんと立ち上がる。
 のんきにあはは、と笑いながら上着とスカートをはたいている。
「あちゃ、お尻ぬれちゃった。つめたいな」
 それはあれだけ地面に座っていたら、雪も溶けるだろうな、と思いつつ、彼女を待っていると、不意に篠原さんは僕の顔をのぞき込んだ。
 相変わらずにこにこしながらじっと見つめてきて、僕は居心地がわるくなってしまった。
「ど、どうしたの? はやく行こうよ」
 そう言って篠原さんの視線から逃げるように前を向くと、突然、僕の手が何かに包まれた。
 少なからず驚いて、びくりと肩を震わせる僕を余所に、見ると篠原さんの手が僕の手を握っていた。
 たちすくんで動けなくなっている僕の身体を、篠原さんが引っ張る。
 篠原さんの背中を見ると、なるほど、先ほど言っていたようにスカートが雪どけに濡れていた。
「篠原さん、ホントにお尻ぬれてるね」
 と思わず僕が言うと、
「でしょー? つめたいんだよー」
 振り返って、さも困ったような表情をしつつ笑顔を浮かべる。
 僕が彼女の隣に追いついて、歩いても、握られた手はそのままだった。
 足下でざくざくと雪が音を立てて軋み、僕たちは家に帰っていく。



 了


 昨日のファミレスで、着想だけして気力不足で書けなかった掌編を一から書き直してみました。
 いやぁ。雪国生まれでない僕としては、雪って年に数度、幻のように降っては大人の顔をしかめさせ子供をはしゃぎまわらせる存在なんですよね。
 で、僕だってかつては子供だったわけで、その頃のことを思い出すとやっぱり心浮き立つわけですね。
 そこで、こんな話を書きました。

 一応二人の年齢とかは決めていません。男の子の方の名前は決めてありますが、あえて出しませんでした。

 地の文多めで、読みづらいかもしれませんが、正直書いている分にはとても楽しかったです。

 念のため断りを入れておくと、別にこれは書いた本人である僕の経験談とかじゃありません。って、これは言うまでもないですね、そうですね。・・・はぁ。
 それにまあ妄想ではありますが、文章中の“僕”と自分自身を重ね合わせて書いてもいません。
 ただこんな二人がいたらいいなあと思って書いたまでですよ。


 では、今日はこの辺で。

ファミレス作業

 今日は友人と共にファミレスで原稿をしてきました。
 といっても原稿は友人だけで、僕の方ではブログ掲載用の掌編やらを書いていただけなのですが。

 でですね、今日も掌編を挙げようと思っていたのですが、書いてみてびっくり、思いの外長くなってしまったのです。
 そう、それこそ一日では書き上げられないくらい。

 で、これはまずいと思ってもう一本別のを書こうかと思ったのですが、時既に遅し、僕の気力は尽き果ててしまっていました。
 なにせ昨日の22:00から起きっぱなしだったわけですね。
 まあ夜の間は半分寝たように本を読んだりもしていたので、完全に覚醒状態にあったとも言えないのですが、とにかく気付いたら21時間起きているわけですね。

 もう十代の若者でもないので、心臓やら胃やらが悲鳴を上げています。
 寝不足は内臓にくるタイプなのですよ。

 っていうことで、もうだいぶ眠いです。

 ところで今日のファミレスには変わった人がいましたよ。
 おっさんで、この人は相手の女性と一緒だったのですが、時折なんの脈絡もなく歌を歌い始めます。
 それが何気に上手くって、端から聞いていて噴き出しそうでした。


 そういえば全然話は変わりますが、今年はまだ雪が降らないです。
 僕が住んでいるのは埼玉の南東部なのですが、そろそろ雪が降ってもよさそうな頃合いです。
 寒さも申し分ないですし、あとは雲さえやってくれば、というところですね。

 雪が好きか、と聞かれれば、ちょっと考えたあと破顔して、好きですね、と答えるくらいには好きです。
 子供のころの記憶が忘れられないです。
 もし雪国に生まれていたら、こんなことは言えないのでしょうけれど。

 雪ぐもを運んでくるのが、可愛らしい幼女だったら嬉しいですね。

 空の上で、よいしょ、よいしょ、って言いながら雪ぐもを引っ張ってくるのです。
 地上の方では顔をしかめる大人もいるでしょうが、幼女はおかまいなしです。
 雪を待ち望む関東の子供たちに雪を見せてあげるために一生懸命、引っ張ってくるのです。
 関東上空に来たら、それからは雲を掬ってはひらり、掬ってはひらりと、地上に降らせる。
 ああ、幼女かわいい幼女がんばれ。がんばって。

 こんな空想は幻想的で、よくなくなくなくないですか?

 はい。
 ちょっと男だてらに女々しすぎました。


 というわけで、眠いです。
 そろそろ眠気が耳から溢れ出してきそうです。

 この辺で。

[掌編]本を読む女の子

 放課後の図書室。
 なにげなく立ち寄ってみたら、司書の先生と、生徒が一人きりページを捲っているだけだった。
 特に読む本も無かったから、何気なく生徒に話しかけてみた。
「なに読んでるの?」
 話しかけられた生徒は、驚いて顔を上げた。
「あっ・・・、たかしくん・・・。こんにちは」
 質問には答えず、こちらが誰かを認めると、へにゃと笑って見上げる。
「こんにちは、あけみさん」
 特に追究することはなく、適当に笑って返しておく。
 隣の席に腰を下ろすと、あけみさんはちょっと居心地悪そうに居住まいを正した。
 読書の邪魔をしちゃったかな、と思って、今更ながら一応断りをいれておく。
「ごめんね、邪魔だったら退散しようかな」
 言ってみて、これじゃあ気の弱いあけみさんのことだ、断れるはずもないな、と思い当たる。
 案の定、あけみさんはぶんぶんと首と手を横に振って、
「ううん、そんなことないよっ。でも、たかしくんはどうして図書室にきたの?」
 一冊も本を携えないのを不思議に思ったのか、あけみさんはそう訊ねてきた。
 これといった理由も無かったので、
「ちょっと暇つぶし」
 そう言うと、
「そっかあ」
 って言って、あけみさんは屈託なく笑みをこぼした。
 それからあけみさんの読んでいる本を教えてもらった。
「みざりーっていうの」
「どんな本?」
「うーん。こわい、本?」
「怖いんだ。ちょっと意外。赤毛のアンでも読んでいそうなのに」
「意外、かな? でも赤毛のアンも読むよ。まだぜんぶじゃないけど。赤毛のアンは家にあるけど、キングは無いんだ。だからここで読んでるの」
 あけみさんは楽しそうだった。
 それに、クラスの活動や、授業中のおとなしさを鑑みて、この饒舌さは本好きに起因しているのかな、と想像する。
「ふーん。こんど読んでみようかな」
「えっ?」
「ん?」
「・・・えっと、ミザリーを?」
「そうだけど?」
「・・・・・・、やめた方がいいかも?」
 そう言ってあけみさんは苦笑いを浮かべた。
「どうして?」
「・・・だってほら、こわい本だから」
「別に、怖いの平気だけどな・・・」
 なんだか馬鹿にされたような気がして、声が低くなる。
「えとね、あの・・・・・・その・・・・・・」
「なに?」
「よ、読むとは思わなかったから・・・・・・。たかしくん、本読まないでしょ?」
「まあね。自慢じゃないけど、漫画意外は教科書でしか読まないよ」
「だよねだよね。・・・それでね、初めて読んだ本で、びっくりしちゃうのもなぁって思って・・・」
「そんなに怖い本なの?」
「う、うん・・・・・・」
 なんだかあけみさんの口ぶりはそれ以外にも何かありそうだった。
 ちょっとだけ強めの口調で質してみることにする。
「なにかあるなら、はっきり言ってくれないかな」
 言ってみて、後悔した。
 あけみさんは強めの口調に対して、明らかに怯えの色を示したのだ。
 さっきまでの楽しげな表情は引っ込み、代わりにいつもの気弱でおとなしくて、それが原因で心ない“からかい”にさらされている時の、あの悲しげな表情に戻ってしまったのだ。
「あ、あのごめんなさい・・・・・・。わ、わたし・・・・・・あの・・・・・・」
 あけみさんはすぐにも泣きそうな顔をしていた。
 惨めに狼狽して、どうにか許しを乞おうとする、哀れな存在になってしまった。
 どうにか先の楽しそうに笑う彼女の表情を取り戻そうと、こちらも慌てて取り繕う。
「あ、いや・・・こっちこそごめん。その・・・・・・」
 しかし、もう遅かった。
 あけみさんの頭にはもう、ここから逃げ出すこと以外のことはないみたいだった。
 そそくさと立ち上がり、怯えたように俯きながら、本を抱えて出て行ってしまった。
 貸し出し手続きが済んでいなかったためか、司書の先生が彼女をたしなめたけれど、それでもあけみさんは止まらなかった。
 古くなった図書室の扉が、きしみをあげて開くと、彼女を通してから、誰かをしかりつけるように大げさな音を立てて閉まった。
 突然の事に、驚き、それから困惑し、それから怒りに変わった。
 なにか自分が悪いことをしただろうか、と内心で叫ぶ。
 引かれたままになっている、彼女が座っていた椅子を蹴り飛ばしたい気持ちだった。
 でも、その後にやってきたのは、なにより、悔しさだった。
 それが彼女の逃避的な態度に対する悔しさだったのか、取り返しのつかないことをしてしまった自分自身に対しての悔しさだったのかは、わからなかった。
 少ししてから、図書室を出る。
 司書の先生に、彼女のクラスや名前を聞かれたので、一応答えておいた。これは別に答えても、裏切りにはならないとも思ったからだ。
 図書室から昇降口に向かい、それから校舎を出た。
 夕陽が鋭く眼球を突き刺して、不意に、『いや、まだ取り返しがつかなくなったわけじゃない』と思い直して、特に何を考えたわけでもなく、走り出した。
 そうすれば、彼女の背中が見えるような気がした。



 了


 どうも。
 完全即興です。
 とりあえず、図書室で本を読んでいる女の子に話しかける男の子、っていうことだけを想像して、それからは思いつくままに書いてみました。
 最近こういうことしていなかったなって、思ったので、いまやったらどうなるかな? と。
 読み返していないので、整合性がとれていないところもあるかもしれず、それがちょっと怖いです。
 でも、誤字脱字と細かな表現を除いて、修正を入れるつもりはないです。それが即興、かつ習作、であることの意味ですからね。
 後で自分で読み返してみて、反省するつもりです。
 あと、まあ読んで下さった方がいらっしゃったらなのですが、付け加えておくと、一人称を抜きました。どっかで入ってたら頭抱えてごろごろ転がりますが、多分無いんじゃないですかね。
 まあこれも即興です。単に“俺”にしようか、“僕”にしようか、あるいは“おいら”とか“わて”とかあるでしょうけど、とにかくその全部にこの男の子、つまりたかしくんは当てはまらない気がしたので、一人称抜きです。あるいは彼は幽霊なのかもしれませんね。

 というわけで、この辺で。

夢と現実

 というのは理想と現実的なお話じゃないです。
 そのままの意味です。
 最近、毎日お話のことを考えているせいか、夢の中でも現実の中でも語り部やってます。
 それでもって気にくわなかったりすると、はいテイクツー!ってな具合に夢をやりなおしたりしてます。

 で、これが実はつらい。
 つらいってか、疲れる。
 偏頭痛もそれで出たんじゃね?ってくらい疲れる。
 じゃあもうちょっと頭からっぽにしようぜ、と思ってDOGDAYS'見ました。ちなみに二回目。
 いやぁ、いい。最高ですね。
 エクレーがちょーかわいい。
 あずにゃんはそんな好きじゃないけど、エクレーの竹達は嫌いじゃない大好き。

 と、言いつつ姫様もかわいい。
 というか堀江由衣は反則。あの声は聞いていて何故か飽きない。

 で、ですね、こうして頭空っぽにするために見たDOGDAYS'なのですが、なんとこいつも夢に出てきやがったです。
 クラスメイトに姫様とエクレーが。
 ひゃっほおい!って感じなんですが、さすがに僕はもう疲れました。
 ちょっとサービスシーンになろうとすると、いやちょっと待て、むやみに肌を曝すんじゃない、と修正を入れては、別のエピソードに換装。
 ってな具合に、僕はもう物語に縛られています。バインド!

 ちなみに頭空っぽにするために数独やっても数独が夢に出てきます。これは別にいいんですけどね。
 作業だからまあ楽しいし。


 まあ偏頭痛もどうにかおさまったことだし、書こうと思って書いているのですが、設定ばかり詰めまくっていて、本文を書いていないですね。
 これはよくない。今日こそ書くぞ―!おー!

 というわけで今日はこれ以外に書くこともなさげなので。
 この辺で。

不測の事態

 とはつまり、偏頭痛が襲ってきたということです。
 今回はかなり激しい。
 まるで脳に腫瘍でも出来たんじゃないかと思うくらい激しい。
 血管破裂しそうです。

 ああ、あれかな。頭の中に妖精さんが住んじゃったのかな。
 美少女な妖精さん。
 きっと今頃迷路にはまって、「もう! 出られないじゃない! いったいどうなってるのよ!」
 って癇癪起こしてるわけだ。
 くそう、愛いやつめ。
 でも調子こいて、こんこんってこめかみ叩いて「ほらほら出ておいでー」って言ったら死ぬほど頭がんがんしました。
 たぶんびっくりして慌てちゃったんだな。もう、あわてんぼうさんめ。
 と、おわかりでしょうか。
 ちょっと脳みそ腐ってます。
 いつもより三割増しくらいでクレイジーです。ジャパニーズクレイジーです。


 というわけでモニター見つめられる状態じゃないです。
 いやマジで。
 なのでどうにか薬飲んでじっとしていようかと思っています。

 沈静化したら掌編でも書けるかな。

 というわけで、今日はまじでやばいのでこの辺で。

昼日中

 今日は珍しく日中に行動してみました。
 が、失敗でした。
 途中でお昼寝してしまって、起きたらこんな時間でした。はい、夜の11時近いです。

 お昼に起きていると、コーヒーを飲んでも意識が麻痺したような眠気があります。
 正常に思考が働かないほどではないのですが、常にメラトニンが分泌状態にあるというか、あるいはノルアドレナリンとかが分泌されていないような。
 とにかく、覚醒状態にはほど遠かったですね。

 まあ生粋の夜行性ですよ、っていう自慢です。そう自慢。
 ブログタイトルに恥じない夜行性、陽の光を浴びると灰になっちゃう八重歯がきらりのイケメンみたいな?
 いや、そうじゃない。
 そんなことは思っていない。
 ただブログのネタがないから書いているだけです。

 本当はそろそろ掌編らへんを一本公開しないと、年始に決めた今年の目標が即行で崩れることになっちゃうから、ネタを考えていたんですが、午前中に他の小説の設定を延々と書き綴った結果疲れてお昼寝という。
 いかん。
 言い訳?
 愚痴?
 そんなのはいかんですよ。


 というわけでこの後、明日用のを書きますよ。
 診断メーカーとか使ってお題をもらおうかな。


 ところでビブリア読み進めています。
 二巻に突入したわけですが、冒頭で栞子さんの巨乳描写があって、ちょっと耐えきれずページを閉じました。
 いや、えろいお話は大好きですよ? 紳士ですもの。日本男児ですもの、えろを追究しておりますとも。

 でもですね、これはちょっといやです。
 現実だったら別におかしなことじゃないです。
 栞子さんみたいな女性がいて、巨乳で、それが目の前に迫っていたら、うひょおおおいサービスいただきぃぃ!!ってなりますけどもね、文芸作品の中で、栞子さんのような理想的な女性を前にしてね、下心なんてね、これはもう無粋です。というか若年層の読者に媚びるようなやり口に見えて我慢なりませんよ。
 というか栞子さんなんて、もう紳士の憧れの女性みたいな存在なのに、それに性的な意味づけをなされると、そう、つまりだ、僕はこう感じている、“栞子さんのおっぱいが不特定多数の男の好奇の目の前に曝された。それも親たる作者の手で。”往来で裸に剥いたような感じ。
 いや、でも商品ですからね。
 こういう品の無いサービスでも喜んで買われてミリオンセラーなわけですから、僕のこの指摘はある意味ではまったく的外れです。

 でもいやですね。

 小説でも、アニメでも漫画でも、なんでもかんでも売るためにポルノグラフィー化してしまうのは嘆かわしいことです。
 いや言い過ぎ、極論ですね。

 現実で下ネタを出すにしたって、ある程度の分別は必要なのと同じ感じです。


 うーん、ちょっと今日は荒ぶりすぎたなぁ。
 こんなこと主張したって仕方ないのに。
 昨日想像した委員長に叱ってもらいたい気分。


 この辺で。

ビブリア

 古書堂の事件手帖を読んでいます。
 普通に一般文芸のつもりで購入したのですが、ラノベっぽさが強くてちょっと面食らいました。
 でも面白いですね。
 一話目を読んだときは、ん?って感じだったのですが、三話くらいまで読んでみると、クセになってきますね。
 というわけで今日は2,3巻も買ってきました。これで数日は本の欠乏に頭を悩ますこともなくなります。

 一緒にディケンズの『大いなる遺産』新潮文庫 山西英一訳を買ってきました。
 上下巻で合計800p超あるのでこれも割と読み応えがありそうです。ほくほく。


 ところで僕は読書が嫌いです。
 しょっちゅう読んだ本について話していますが、読書が嫌いです。
 まあ元々地頭が悪いので、どうしてもすらすら読めないんですね。
 集中できないときは、同じ一文を本当に何度も何度も読み返すことになります。
 ひょっとすると一種の軽い発達障害なのかもとさえ思います。でも、こうして本を何冊も読めているのだから、障害、と称するには少々軽度に過ぎるのかなとも思います。
 なんにせよ、物書きを目指している分際で、読書も苦手なら文才もないわけですね。
 じゃあ物書きなんて目指すのやめちゃう?って言うと、これはどうにも諦めるにはちょっと気持ちが大きすぎる。
 というわけで、近頃はかなり努力して読んでいるというわけですね。


 ビブリアの主人公に似ているのですが、僕は読書は嫌いですが、本そのものは嫌いじゃないです。
 蒐集するほどの本好きってわけじゃないですが、部屋に本があるとほっこりします。無いとぽっかり穴が空いたようで首を傾げたくなります。ちなみに漫画本じゃだめです。ラノベも例外的にアウトです。
 昔は図書館で借りて読むばかりだったのですが、最近は全部買って読むようにしています。新品を本屋さんでです。
 中古本の方が安く済むとは思うのですが、そこはそれ、オタクな性分なもので、自分がその本を手に取った最初の人間でありたいわけです。
 というか、本を消費物のように(実際はそうなのでしょうが)売っては買い、売っては買い、とするような人の手から渡ってきたものに愛着を抱けないわけですね。
 だから古本は、どうしても新品じゃ手に入りにくいような稀覯本を、どうしても手に入れたいと思ったときだけに使うことにしてます。今のところそういう機会はないのですが。


 いやぁ、今日は自分語りが過ぎましたね。
 いつものことと言えばいつものことなのですが。

 自分語りついでに、今日はちょっと不吉な夢を見ました。
 近所によく使う道があるのですが、その道は日当たりも悪くてちょっと陰気な空気を纏っているんですね。
 両側の一方を雑木林が覆い、一方を灰色の住宅が建ち並ぶという形です。
 そしてその住宅の玄関先にはベッドが並べられています。それぞれの家に一つずつ。
 そのとき僕は殺し屋に追われていて、かっこよく銃弾を避けているのですが、そうそれこそBACCANO!に出てくるようなクレアスタンフィールドみたいに、ですが不意に立ち止まるわけですね。
 気持ち的には非常に切迫していて心臓も早鐘を打っているわけですが、どうにもその玄関先にベッドが立ち並ぶ光景の異様さに立ち止まらずにはいられなかったんです。
 ベッドは陰気な陽光に照らされつつも、清潔そうに白く光を反射しています。
 どうやらベッドの上には人が横たわっているようです。
 その身体の輪郭がわかるくらい、薄手のシーツがぴったりとその表面を覆っていて、腹の凹凸や胸の膨らみがわかります。
 で近づいてみると、それはどうやら老人のようです。ぴくりとも動かず、しわがれた皮膚が随所に見受けられるばかり。
 気付くとその顔には白い布が掛かっている。これら全て、死体だったのです。
 住宅の玄関先に並べられたベッド。
 その上に横たわる老人の死体。
 僕の中には既に殺し屋に追われているという認識はありませんでした。
 ただその異様な道から抜け出したくて必死に走りました。でも、道の突き当たりに大きな扉が立ちふさがっていて、記憶ではそこはT字路になっているはずなのです。
 しかしその扉の前にはまたしても大きなベッドが据え付けられており、扉はどうやら手前に引かなくてはならない。
 自然、ベッドとその上に横たわった老人の死体をどかさなくてはならない。
 その時には恐怖とか、気味悪さとかそう言った感情はなくなっていて、ただもう、邪魔だ、としか思われなくなっていました。
 そこで目が覚めるのですが、起きてからは、邪魔だと思ってしまったこと、これがなにより気がかりでした。

 別に僕の家には老人と言える人はいないのですね。
 少なくとも意気消沈とした老人はいないです。いっつも馬鹿みたいに僕以外の家族と笑い合ってます。
 親への反感もありません。
 まあここまで深く考える必要性もないのですが、妙に暗示的で不吉な夢だったので、ちょっと考えさせられました。
 まあ頭の隅には、不吉の語感って不潔に似ているなぁ、「不潔よっ! 男子!」って言っている委員長の姿が思い浮かばないでもなかったり。

 委員長いいな。
 「男子ちょっとうるさい! いま自習中でしょ!」とか言いながら、騒がしい男子達の輪に入りたいなんて、ちょっとだけ思っちゃったりしている委員長可愛い。
 「わたし恋愛になんて興味ないの。だって学生は勉強が第一でしょ? え? 恋愛も勉強? ばかっ! そんなの屁理屈じゃないっ!」なんて言いながら男子のこと意識しちゃう委員長可愛い。
 そしてこんなこと考えている自分気持ち悪い。



 なんだか長くなってしまいました。
 夢の話するんじゃなかったかな?
 まあいいや。この辺で。

眠気

 眠気っていったいなんなんでしょうか?
 メラトニンの分泌っていうのは聞いたことがあります。
 日中に数千ルーメンだかを浴びないと分泌されないから、日中にちゃんと浴びましょうってお話ですね。
 ウィキペディア先生にも聞いてみたんですけど、いまいちはっきりわかりませんでした。
 まあ覚醒中は睡眠を抑制する、ノルアドレナリンとかオレキシンとかが作用しているから眠くならないらしいですね。


 あと、初めて知ったのですが、先天的に短時間睡眠の人はいても、後天的に訓練を経て短時間睡眠者になることはできないみたいですね。
 かくいう僕も長時間睡眠者なわけでして、8時間じゃはっきりいって日中ぼーっとしてしまいます。
 そしてかのアインシュタインも長時間睡眠者だったということで、ふむ。まあひとつ、彼との共通点が?
 みたいなね。
 凡人の長時間睡眠はハゲですよね。はげ。
 どうにか直したいなあと思っていたのに、後天的にはできないのですか、そうですか、つらいですね、はげですね。

 とはいっても睡眠の質を向上させることは可能だそうです。
 重要なのは決まったサイクルを持つこと。特に起床時間。
 決まった時間に起きて日光を浴びる、そして朝食を摂る。これがいいみたいですね。
 寝る前の30分~1時間前には部屋の照明を落として、メラトニンの分泌を促す。
 そう、規則的な生活ってやつです。

 ああ、無理ですね。
 はげですよはげ。
 そういえばなんではげって日本では蔑視されているんですかね?
 月代へのディス?文明開化系ディス?


 さて、今日はもう書くことがありません。
 夢の中に出てきた幼女の話をしてもいいんですが、ちょっとつまらないくらいに僕が普通の対応をしてしまったので、これは書くには及ばないですね。
 ベタですよベタ。
 コンビニの前で迷子らしき幼女を見つけて、うえ話しかけたら事案発生だ、って思って忌避していたのに、なんかいつの間にか手繋いで歩いてるし、僕も子供の頃に戻ってるし。
 いやぁ、楽しかった。
 レム睡眠最高ですね。夢さいこう。あれ絶対別世界だよ。すべてのじんるいはしんそうむいしきでつながっていて云々、ってやつですよ。いやないけどね。幼女は僕の妄想だけどね。


 ああ、そういえば少し訂正を。
 昨日の記事で、ジキルとハイドを多重人格的な感じで書いたかもしれないんですが、あれは誤用みたいですね。
 一般的にジキルとハイドっていったら多重人格の代名詞みたいな感じで触れられているんですが、あれは誤用です。詳しくはウィキペディア先生に訊ねるとよろし。
 あと漢字。乖離性同一性障害ではなく、解離性同一性障害です。最初の乖離、これが解離です。確かえろげーかなんかで出てきたとき、乖離の方の記述だったから、勘違いしちゃったんですね。訂正します。



 さて、今日はこの辺で。

ジーキル博士とハイド氏

 を読み始めました。
 久しぶりに外国文学に手を出したためか、文章に慣れずすぐに眠くなってしまいます。
 以前の僕だと、「睡眠は記憶の処理や定着に重要な役割を果たす。ここは一つ、眠ってしまうのも手か・・・」などと理由付けしてさっさと眠ってしまったものです。

 しかし今の僕は違う。
 僕にはそう、珈琲という心強い相棒がいる。
 僕はつまり、相棒を摂取している。

 書きたいのはそういうことじゃなくてですね、乖離性同一性障害についてです。
 え?
 いや違いますよ?
 学術的に堅苦しいお話なんてしませんことよ?
 できませんもの。
 僕が論じたいのは、そう、他でもない、乖離性同一性障害系美少女です。

 なんだって美少女ものにしちゃうんです。
 マジで日本人クレイジーふぁっきんふぉーゆー。


 というわけで、ですよ。
 よく乖離性同一性障害っていうと、凶悪犯罪を犯す人格と、善良で良心的な人格が対比的で、まさか同じ人物だなんて、オドロキダー!!ってお話だと思うんですけど、それじゃあもうつまらない。
 いやジキルとハイドは面白いですけど、同じ事を別の作家がやったところでつまらないということです。

 でですよ、ある日突然街中で知らない女の子に告白されるわけです。
 もうこれは雷に打たれるがごとく。
 舞い上がりますね。
 多分親友とかにも電話して俺彼女出来たからわりーなセリヌンティウス、くらいにはなると思いますよ。
 で、次の日、学校へ行ってみると、なんと通学路に昨日の彼女がいるじゃあないですか。
 はい。話しかけますよ。「きみ、きみって僕と同じ学校だったんですね、驚いたよ」
 すると、どうでしょう。昨日は好き好き言っていたはずの彼女が、ゴミでも見るような目でこちらを一瞥する。「だれ、あんた」
 こ、こぽぉっ
 これはおかしい。
 どうしたことだ、ってなりますよね。
 でさらに翌日、彼女はどうやら学校を休んでいる。
 事情がよくわからないが、一応一昨日には彼氏になったわけだし、お見舞いに行く権利くらいはあるはずだと、行くわけです。
 で、行ってみると、ちょっとやつれた感じのお母様が応対に出てくる。
 ああ珍しいわね、あの子のお友達? ええ、どうぞ、入ってください。
 部屋に案内されてドアをこんこん。友達がお見舞いに来てくれたわよ。返ってくるのは「ぷりん、ぷりんたべたいっ!」
 え?ってなりますよね。
 見るとお母様も困り顔。事情を飲み込めないでいると、いま持ってきますからね、なんていって階下に降りて行ってしまう。
 戸惑いつつ部屋のドアを開けますよ。
 すると、女の子らしい装飾過多な部屋が広がっています。
 その中心には、布団にくるまった彼女の姿が。
 しかしどうやら様子が変である。
 ますます戸惑って扉の前に立ち尽くすのを尻目に、彼女は言うのです。「おにいちゃん、だれ?」
 き、き、き、きたぁぁあ
 幼女化。
 そう、幼女化ですよ。
 幼女人格。

 この後の展開は想像におまかせします。
 僕はもう親友に僕を殴れ、悪い想像をした、って言うくらいには、まあ妄想しますね。
 いや、冗談ですけど。



 もしかしたら実際にあるこの病気をネタにして萌え化するのは、“不謹慎”ってやつかもしれないですが、まあ勘弁してください。
 勘弁できないよ、っていう人もいないでしょうが、いたら僕もひっそりと胸の中にしまうことにします。


 ってことで、今日は習作を載せるのでもないのに長くなってしまいました。
 この辺で。

初夢

 見ましたよ。いくつも。
 しかし覚えていない・・・。
 これは珍しいことです。
 僕は割と夢の内容を覚えているタイプなのですが、今日に限って覚えていない・・・。

 いや、まったくというわけではないです。
 そう覚えているのは・・・

 “レモン”“犯人”


 この二つだけ。
 レモンの方は言葉で。
 犯人の方は言葉と言うよりも感覚。

 これはなにかの暗示?
 そう、たとえば僕は大切ななにかを忘れて・・・くっ、頭痛が・・・っ
 幼女・・・、そうか。
 レモン柄のパンツをはいた幼女・・・。
 僕には小さい頃、とても仲のよかった女の子がいて・・・、きっと再会の時が迫っている・・・


 いやぁ、初夢なんてこんなものですよね。
 補完して楽しみましょう。


 近所に寂れた稲荷神社があるんですが、この時期になるとひっそりと参道がライトアップされるのですよね。
 でも人がいるところを見たことがないから、どうにも、膝を抱えている幼女がいるようでならない。

 ああ、もうこの話はいいですね。幼女が神様とか、そういうネタは。
 いや、懲りずにまた書きますよきっと。
 神様だって寂しがるんだから、きっと、「誰もきてくれないんだわたしのところには」、って幼女が膝を抱えて土いじりをしていますよ。
 まあ僕は紳士ですから、そんな幼女を見たら間違いなくぱんぱんって手を叩いて拝んでから、「もっと萌えをください」ってお祈りしますよ。そしたら幼女も顔を上げて「萌えってなに?」って聞いてくるから、「きみが寂しそうにしていることだよ」って言う。そしたら幼女は苦虫をかみつぶしたような顔になって「いじわる。おにいちゃんなんてだいきらい」って言ってくる。
 ふぉぉぉぉぉおお!!!!
 幼女!神様!!!かわいいぃぃぃぃぃ!!!!!



 ってことで、いいお正月です。
 この辺で。

明けましたね

 おめでとうございます。
 この場を借りてよろしくするお相手もいないですが、よろしくお願いします。

 今年は初詣に行って参りましたよ。
 地元の神社の。
 鐘をごーんと鳴らして、クジを引いてスライサー(食器)を当てて、帰ってきました。

 誘ってくれた友人には感謝です。
 予定ではゲームかネットか本読んで年越す羽目になったはずでしたから。

 そして地元の初詣に行くと、やっぱり会ってしまうんですね、中学の同級生と。
 幼稚園、小学校、中学校、高校と全て同じになった同級生と鉢合わせてしまいました。
 まあ交わす会話もないのですが。
 縁はあっても愛想はない、的な、関係なのですよ僕らは。
 そんな同級生と共に、中学ではそこそこ仲のよかった知人とも会ったのですが、変わらないですね。
 まるで昔の自分をあえて今も演じてみてます、とでも言わんばかりの変わらなさぶりでした。

 まあ彼らとはまたいずれ会うこともあるでしょう。
 そのときには胸を張って会えるような人間になっていたいものです。


 おみくじも引きましたよ。
 僕には珍しい大吉でした。
 生涯で二度目か三度目ですね。

 まあ喜ぶべき所なのですが、おみくじの中の一文に目が止まってしまいました。

“此のミクジにあたる人は、(中略)凡人(つねびと)はあまり吉過(よす)ぎて位負けすべし”

 おお。
 悲しむべきかな。
 大吉にあたってなお、僕は打ちのめされるのです。

 まあ凡人、ってか凡人以下ですからね。
 過ぎたるはなお及ばざるがごとし的な。違うか。
 分を弁えよ、ってことですね。


 けれど嬉しかったこともあるのです。
 小中学校と同じだった友人で、今も仲のいい友達がいるのですが、その内の一人は最近は中々会えないのですね。
 そんな彼と、ばったり会えてしまったのです。
 おお。僥倖とはこのこと!
 彼とは以前に免許の更新でも会っています。
 なんとも縁のあることです。
 嬉しいですね。
 今度是非酒を飲み交わして笑いあいたいものです。

 ああ、ちなみにその彼は初詣に彼女と来ていたので、初詣ではそれきりでした。
 なんとも、うらやましいですね。これからも幸せに過ごして欲しいものです。
 友人が幸せなのは、僕も嬉しいです。
 僕は性根は腐っていても、これくらいは思うのですよ。
 他人が幸せだと、ふんと鼻を鳴らしてひがみますが、友人が幸せなら頬も緩むというものです。ああ、これじゃあ益々性根が腐っているような・・・。



 今年の抱負も立てましたよ。
 一つでも、コレという長編を作り上げること。無論大嫌いな加筆修正もします。
 それから、掌編でもなんでも、週にひとつは公開する作品を作ること。これは要するに、ある程度以上の質をもった作品を出しましょうね、っていう意味です。


 さて、今年はどんな年になるでしょうね。
 じりじりした活動ではなく、なにか一つぼんっ、と形になるものをやり遂げたいものです。


 では、今日はこの辺で。
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神無月六亜

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ブログはやっぱり毎日更新が目標ですよね。

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